「Re:対空装備」

ハル｢せいばー･おふ｣
リズ｢ァイタァ!?｣

〜衝撃波飛ばすとかよりゃ、よっぽど現実的〜

「Re:対空装備」

ハル｢泣かしちゃる！｣
リズ｢どこからでも掛かっておいでなさい!!｣

「Re:対空装備」

リズ｢……(やはりファイナルウェーブできますか。音速を遥かに越える斬撃飛ばしの回避は至難。しかし同時に、攻撃の前後に大きな隙が生じるのが、その技の最大の欠点。
攻撃モーションから、斬撃の軌道を正しく予測することさえできれば、わたくしの反射速度ならば回避も不可能ではありません。そして体勢を崩したハルに渾身の一撃を決めてしまえば、このバトル、わたくしの勝利は確定ですわ。
…フフッ。ごめんなさいね、ハル。ヒドい言葉の数々を浴びせてしまって。
しかしわたくしは、どうしても、あなたの実力の全てを見届けたかったのです)｣

「Re:対空装備」

ハル｢も〜完全にアッタマきた！ こうなったら奥の手見せてやる！｣

「Re:対空装備」

ハル｢くぉうらぁ！ 空を飛ぶなんて卑怯だぞ先輩！｣
リズ｢あら？ わたくしは自らの武装の性能を最大限に活用して、正々堂々とバトルしているだけですわよ。それを、自身の実力不足を棚に上げ、わたくしが卑怯だなどと、まったく、情けないにも程がありますわ｣
ハル｢にゃにおー!?｣
リズ｢フフッ。知恵の足りないお猿さんを、空の高みから見下ろすのは、実に良い気分ですわね｣
ハル｢うっき〜!!｣

「Re:対空装備」

タパパパパパ…

ハル｢わきゃきゃきゃきゃ!?｣

「Re:対空装備」

ハル｢そりゃ！｣
リズ｢くら〜り｣