「Re:チョホホ……」

それに武装時のバランスは、実はかなり気に入ってるし。

「チョホホ……」

とかなんとかやってる内に、腕のペイントまで盛大に剥げまくる。指先で軽く擦っただけで塗料が落ちるなんて、いくらなんでも塗膜弱過ぎ。
オロロ〜ン……(号泣)。
というワケで、腕全取っ替え＆一部ペイント。
これでオリジナルのパーツは、半分以下に。
でもまぁ仕方ないか。

「Re:復活の最速」

彩夏｢そりゃーほら、だってお年寄りは、大事にしなきゃダメでしょーが？ いやぁあたしって、なんて優しい神姫なんだろねぇ｣
あかね｢…やっぱりコイツ、素でムカツク。……いっそ本気でツブすか？｣
ジーナ｢異議なしですわ｣

〜そして惨劇の宴〜

「Re:復活の最速」

彩夏｢……あ〜、ヒドい目にあった｣
あかね｢それは自業自得｣
ジーナ｢ですが、お礼を言わせていただきますわ、彩夏｣
彩夏｢ほえ？ なんでさ？｣
あかね｢彩夏に挑発されて、ワタシたちは、無意識に身体が動いていた｣
ジーナ｢もし新しい素体に馴染めなければ…。そしてもし、この身体まで壊してしまったら、ワタクシたちは……。そんな、恐れや躊躇いも、一瞬忘れて｣
あかね｢久々に思い切り動いて、ワタシたちは自信がついた｣
ジーナ｢ワタクシたちなら、もう大丈夫。心配は、ありませんわ｣
彩夏｢やれやれ…。全部お見通しってこと？｣
ジーナ｢ウフフ…｣
あかね｢伊達にキミより長く起動しているワケじゃなからね、ワタシたちだって｣

「Re:復活の最速」

あかね｢とりあえず、こんなのは放っておいて、あっちでお茶しないか？｣
イリーナ｢おっす｣
ジーナ｢ではお二人さんは、先に行っててくださいまし。ワタクシたちも、すぐに行きますから｣
イレーア｢ジーナさま？｣
イリーナ｢なにか、用あるの？｣
あかね｢まぁちょっとした、ヤボ用ってヤツさ｣
イレーア｢なんだろ？｣
イリーナ｢きっと彩夏姉ちゃんに、トドメ刺すんだ｣
イレーア｢そだね｣
イリーナ＆イレーア｢容赦ナシだっぜ！｣

「Re:復活の最速」

彩夏｢息がデキナイデキナイデキナイナイナイ……｣
ジーナ｢思い知りまして？ マスターのチューニングはカンッペキでしてよ！｣
あかね｢お前さんも、少しは口を慎みなよ。な？｣
彩夏｢…………ぐふ｣

「Re:復活の最速」

ジーナ｢フェイントですわ！｣
彩夏｢おぼぁ｣

「Re:復活の最速」

ジーナ｢これでもお喰らいなさい！｣
彩夏｢ひょいっと…｣

「Re:復活の最速」

彩夏｢そもそもジーやん、人に見られて困る装備なんて、何一つ付いてないでしょーが｣
ジーナ｢…心底ムカッときましたわ｣

「Re:復活の最速」

あかね｢わざわざオリジナル･ペイントの素体を用意してくれたマスターに、その言い草はないだろ！｣
ジーナ｢あ、あかね？｣
あかね｢いいか！ ワタシたち神姫は、マスターが裸エプロン装備をしろと言ったら裸エプロン装備を。手ブラ･ヒモパンで、ニッコリ笑顔で両手を挙げろと言われたら、ニッコリ笑顔で両手を挙げる。…それが、神姫の生き様ってものだ！｣
彩夏｢そりゃ言い過ぎ｣
ジーナ｢で、でしたらあかね。ワタクシと、素体を取り替えっこいたします？｣
あかね｢ゼッタイ！ イヤだ!!｣
ジーナ｢このアマ……｣
彩夏｢まぁまぁ、あかねちんもジーやんも落ち着きなっての。別にいーじゃないそのくらい。命あっての物種っても言うでしょ？｣
ジーナ｢そ、それはそうですけれど…｣

「Re:復活の最速」

イリーナ｢そのカッコ……？｣
イレーア｢ジーナさま？｣
ジーナ｢…………｣
あかね｢いやぁ、良かった良かった。なぁジーナ？ たまったま、運良く、偶然、予備の素体があって。まぁ、ちょっとばっかり肌色成分が多目だけどさ｣
彩夏｢やれやれだぁね｣
ジーナ｢…く、屈辱ですわ。このワタクシが、こんな破廉恥極まりない格好をさせられるなど……｣
イリーナ｢それでハレンチなら…｣
イレーア｢…ボクたち、痴女？｣
ジーナ｢まったく、マスターは、いったいなにを考えていらっしゃるのかしら!? こんな素体で、このワタクシに、恥に溺れる人生を送れと？｣
あかね｢おい！ ジーナ！｣

「Re:復活の最速」

彩夏｢うりゃ｣
ジーナ｢きゃっ!?｣

「Re:復活の最速」

イリーナ｢よ、よかったよぉ…。ボクたち｣
イレーア｢ジーナさま、ジャンク惑星送りになっちゃったのかと思った｣
ジーナ｢このワタクシをジャンキオンたちに差し出すなど、そんなコト、あるワケがございませんわ。…マ、マスターは、ワ、ワタクシ無しに、生きいくことなど、出来はいたしません！｣
イリーナ｢ツンデレはいいからさ｣
イレーア｢ジーナさま、こっち来て一緒に遊ぼうよ？｣
ジーナ｢そ、それは……｣
あかね｢…ダ、ダメ……。もう、ガマンできな…アハハハハ！｣
ジーナ｢あかね！｣

「Re:復活の最速」

ジーナ｢…ちょいとお二人さん。ワタクシのことを、勝手に亡き者扱いしないでくださいまし｣
イリーナ｢！！？？｣
イレーア｢ジーナさま!!｣

「Re:復活の最速」

あかね｢いいか？ イリーナもイレーアもよく聞くんだ。…ジーナのボディな、ペイント剥げだけじゃなくて、実は内部にも…相当のダメージが、蓄積されてたんだ。…なんとかリペアしようと、マスターも、最善を…尽くしたけど……結局………｣
イリーナ｢そ、それじゃあ……｣
イレーア｢そんなのヤダー!?｣

「Re:復活の最速」

彩夏｢イダダダダ…。あ〜、ビックリした。あかねちん、前より速くなってんじゃない｣
あかね｢遅くなってどうするのさ？ そうでなくちゃ、ワタシに新しい腕をくれたマスターに申し訳ないでしょ｣
イリーナ｢あれ？｣
イレーア｢ジーナさま、いないの？｣
イリーナ｢あねご｣
イレーア｢ジーナさま、どこ？｣
あかね｢それは……｣

「Re:復活の最速」

彩夏｢イタイイタイイタイタイタイタイ〜!?｣
あかね｢フン。自業自得だよ！｣
イリーナ｢あねごの言うとうりっス！｣
イレーア｢スゴ…。スピードだけで、ひょいっとなに勝っちゃった｣

「Re:復活の最速」

あかね｢シッ！｣
彩夏｢ぎゃ〜｣

「Re:復活の最速」

あかね｢なにを！｣
彩夏｢ひょいっと…｣

「Re:復活の最速」

あかね｢相変わらず彩夏はおカタいなぁ。ワタシたち女の子同士なら、そんなの軽いスキンシップだろ？｣
イリーナ＆イレーア｢あねご！｣
彩夏｢女の子の中に、さらっと自分を入れんでよ、お局様｣