「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢さて…っと。身体動かしたら、お腹減っちゃったね。ヴェロニカ、なにか食べに行かない？｣
ヴェロニカ｢うぐ…。あの激しいバトルの直後に、食欲などあるのか、君は？｣
レイテ｢ヴェロニカは違うの？ だけど姉さん、言ってたわよ。ちゃんと食べないと、強くなれないって｣
ヴェロニカ｢……その挑戦、受けて立つ｣
レイテ｢それじゃ、ヴェロニカはなにがいい？ 私は味噌ラーメン大盛りと餃子と炒飯のセットにしようかな？｣
ヴェロニカ｢う゛……。想像するだけで、胸やけが…。そ、その、私は………｣
レイテ｢なに？｣
ヴェロニカ｢…………ホットケーキ｣

クリス｢なぁ晶？｣
晶｢ん？｣
クリス｢オレたちは今、驚けばいいのか？ それとも、呆れればいいのか？｣
晶｢理性は、驚嘆せよと言っている。…仮に、あの敗北したストラーフ Mk.2に、我々が二人がかりで挑んだとして、3秒間立っていることができたら、自分を褒めてもよいと｣
クリス｢だよなぁ｣
晶｢が、感情はこう言っている。……なんじゃありゃあ!?｣
クリス｢だよなぁ｣

〜そこはギャグとシリアスが分け隔てなく存在する世界〜

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢…まったく、君には驚かされる。まさか虫雪崩をフルバージョンで習得していたとは｣
レイテ｢姉さんにできることは、私もできるようになりたいから。…ただ、それだけ｣
ヴェロニカ｢ハハッ…。本当に、君という神姫は……｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢ほら、立ってヴェロニカ。そんなところで寝てると、風邪ひくよ？｣
ヴェロニカ｢む…？ なにを言っているレイテ。神姫は、風邪などひかないぞ？｣
レイテ｢気分の問題よ、気分の｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢…フ、フフッ……。私の完敗、だ。……しかし、理解したぞ。…たしかにレイテは、彩夏さんから、なにも教わっては、いない。…自らの、手で…掴み取り、そして、自分の物に、したのだ…。なるほど、な……。彩夏さんの背中を、ただ追いかけるだけの私と、彩夏さんと…並び立とうとするレイテ。…レイテが勝ち、そして私が負けたのは、それが、理由か……｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢虫雪崩｣
ヴェロニカ｢うわああああああぁ〜っ!?｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢…秘技｣
ヴェロニカ｢しっ、しまったあぁっ!? ガード……｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢く……。カウンターからの多段コンボとは…。だが！ この程度のダメージで、私を打ち負かすことなど……｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢エアリアル!!｣
ヴェロニカ｢ぐ…はあっ!?｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢カウンター！｣
ヴェロニカ｢ぐっ…｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢セイッ！｣
レイテ｢ひょいっと…｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢ストライクベント！｣
ヴェロニカ｢ひょいっとな！｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢フルワイド！｣
ガードベントさん｢らめぇっ!?｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢ガードベント｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢秘技！ 虫雪崩！｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢フ…。大剣はガードに徹し、攻撃は得意の格闘でか。まったく、先の読めないバトルの組み立て方をするな、君は。……ならば！｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢シャッ!!｣
ヴェロニカ｢うおっ!?｣

「Re:闘う姫たちの世界」

レイテ｢ヤッ！｣
ヴェロニカ｢ム……！｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢はあぁ…｣
レイテ｢おおぉ…｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢ハアッ！｣

「Re:闘う姫たちの世界」

ヴェロニカ｢ハッ！｣