「Re:大型新人」

ウナ｢略して縮めて、ファンギャー｣
かなえ｢ウガ〜〜〜〜〜!!??｣

〜やめれ〜

「Re:大型新人」

かなえ｢よし！ 今からコイツは、オレの新しい子分！ 名前は無敵巨人 ファングギアーだ!!｣

「Re:大型新人」

琴葉｢このシリーズ、付属品の多さもウリの一つみたいだから｣
ユノ｢おぉうっ!? …て言うか、どっちかっていうと、コッチがメインなんじゃない？｣
琴葉｢そうとも言うね｣

かなえ｢お〜いウナ。生きてるか？｣
ウナ｢ぶら〜んぶら〜んDeath〜｣
かなえ｢それにしてもコイツ、デカいだけじゃなくてパワーもスゲェ。…このファング様の子分に、相応しいな｣

「Re:大型新人」

ウナ｢しお〜しお〜のぱ〜｣
かなえ｢ん？｣

琴葉｢主さん、いちばん好きなゾイドはゴルドスって人だから。ウォーカーマシンよりもランドシップ、それも大型より小型の方が好きだったんだって｣
ユノ｢いわゆるザクスキーってタイプ？ だけどコレ、作りは細かくて塗装も綺麗だけど、そんなに高い物には見えないけどなぁ？｣
琴葉｢そこはそれ｣

「Re:大型新人」

ウナ｢きゅ〜……｣
かなえ｢これがホントのノシイカだな｣
ウナ｢…わたしわたし、イカじゃな〜いの｣

琴葉｢ガバンクラスＬＡ(ランドシップ)“バッファロー”!!｣
ユノ｢地味っ!!｣

「Re:大型新人」

ウナ｢ぶべらっ｣
かなえ｢見ろ。言わんこっちゃねぇ｣

琴葉｢主さんの夢のおもちゃ。…それは！｣
ユノ｢それは!?｣

「Re:大型新人」

ウナ｢うい〜んうい〜ん。ゆけ！ てつじ〜ん！｣
かなえ｢おいおい。あんまりフザケてると…｣

琴葉｢実は発売されたのは、何年か前なんだけどね。でも、すごく高くて、発売した時は手が出せなくてやっぱり諦めていたんだけど、半額くらいまで値下げされているのを見つけて、それで思い切って買っちゃったんだって｣
ユノ｢だから嬉しさも二倍ってコト？ それで結局、そのおもちゃってなんなの？｣

「Re:大型新人」

ウナ｢パカッとカパッとかいへ〜い｣
かなえ｢メンテナンスハッチ…｣
琴葉｢主さん、子供の頃の夢が叶ったんだって。だから嬉しくて仕方ないのね｣
ユノ｢夢？｣
琴葉｢主さんが子供の頃大好きだったアニメに登場するメカのおもちゃが、どうしても欲しくて。だけど放送当時、結局発売されなくて。それで諦めていたんだけど…｣
ユノ｢ふーん。で、そのおもちゃが、最近になって発売されたんだ？ ま、それはテンション高くもなるか｣

「Re:大型新人」

かなえ｢なんだこのデカブツ？ てっぺんが見えやしねぇぞ｣
ウナ｢絶景かな絶景かな｣

琴葉｢どうしたのユノ？｣
ユノ｢あ、琴葉。いや、それがさ、ここ最近、ご主人、なんだか妙にテンション高くて。…やっぱりバトマスのやり過ぎ？｣
琴葉｢主さん、やることがなくなって、とうとうミミック型を育て始めたみたいだしね。ウッキーウッキー毒電波を浴び続けていれば、それはバッドハイにも…って、そうじゃなくて｣
ユノ｢ん？｣