-
from: スタコラさん
2011年12月11日 11時14分49秒
icon
落ち込むこともあるけれど…
ヴェロニカ「近頃、マスターに元気がないな。今日も口からエクトプラズムでも吐き出しそうな腑抜けた顔をしていたが、なにかあったのか?」
レイテ「それがね、マスター、何日か前に、ずっと欲しいと思っていたおもちゃを、思い切って買ったんだって。だけど、それが不良品で…」
ヴェロニカ「なるほど、な。たしかにそれは、マスターにとって、多大な精神ダメージだな。だが初期不良なら、メーカーに交換を依頼すればいいのではないか?」
レイテ「ええ。もちろんマスターもそうしたみたいね。でも送られてきたのも、やっぱり不良品で…」
ヴェロニカ「なに?」
レイテ「それも、二回も」
ヴェロニカ「おいおい……」
コメント: 全19件
from: スタコラさん
2011年12月11日 12時38分11秒
icon
「Re:落ち込むこともあるけれど…」
ヴェロニカ「…ま、まあ、とにかくだ。恥を捨てるのは人としても神姫としてもどうかと思うが、素体を変えてみるのは、悪くない考えてかもしれないな。もしかしたら、何かが掴めるかもしれないし、そうでなくとも、少なくとも気分転換にはなるはずだ。幸い、君ならば、私の素体とも合うはず。どうだろうジル、一度、試してはみないか?」
ジル「う〜ん…。そうだね! ならお願い、ヴェロニカ!」
ヴェロニカ「ああ。任せておけ」
from: スタコラさん
2011年12月11日 12時17分39秒
icon
「Re:落ち込むこともあるけれど…」
ジル「それでレイテは、どうやってその時、乗り越えたの?」
レイテ「フフッ。いつもの元気が戻ってきたみたいね?」
ジル「わたし元気なら、だれにも負けないよ! だから教えて! レイテ!」
レイテ「いいわ。私の答え、教えてあげるね」
ジル「うん! ありがとうレイテ!」
レイテ「私が到達した真理。…それは!」
ジル「それは!?」
from: スタコラさん
2011年12月11日 12時04分02秒
icon
「Re:落ち込むこともあるけれど…」
レイテ「…ねぇ、ジル。ジルの気持ちもよくわかるけど、いつまでもそうしていていいと、本当に、そう思う?」
ジル「レイテ…。だけど、わたしどうしたらいいのか…わからないよ!」
レイテ「私も、今のジルみたいな気持ちになったコトもあったけど、なんとか乗り越えることが出来たから、きっと…いいえ絶対、ジルだって大丈夫よ」
ジル「…それ、本当?」
レイテ「ええ」
from: スタコラさん
2011年12月11日 11時37分35秒
icon
「Re:落ち込むこともあるけれど…」
レイテ「しかも二回目の交換で送られてきたのって、どう考えても、検品のときに手順を一つ飛ばして、無理矢理変形させたから出来た傷が付いていたんだって」
ヴェロニカ「最悪だな、それは…。だが、それが検品時の損傷だと、どうして分かる? あるいは、製造時のものかもしれないだろう?」
レイテ「傷が付けられた場所と角度と大きさから検証してみたんだって。それに、もしヴェロニカの言う通りだとしても、パーツが刔れるくらいの大きな傷に気づかないなんて、なんの為の検品なの?」
ヴェロニカ「たしかにな」
レイテ「さすがに、マスターも怒るのを通り越して、なんだか悲しくなって、三度目の交換はしないで、クレームだけ入れて、なるべく傷が目立たないように、自分で手直ししたんだって」
ヴェロニカ「それはそうだろう。いくらなんでも、それは目茶苦茶だ」
レイテ「そのメーカーの製品は品質が信用できなくなったから、しばらくは不買活動に出るって、マスターも決めたみたいね。最後の電話でも『こっちはいい歳しておもちゃ買って喜んでるような人間だから、ふざけたコトすれば一目で分かる』って、淡々と言っていたし」
ヴェロニカ「…いくらなんでもぶっちゃけ過ぎだ、それは」
from: スタコラさん
2011年12月11日 13時03分59秒
icon
「Re:落ち込むこともあるけれど…」
ヴェロニカ「覚悟完了?」
ジル「NO it is!!」
〜ドンマイ〜
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト