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新・動くおもちゃで遊ぼう

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公開 メンバー数:8人

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  • from: スタコラさん

    2012/03/10 17:22:26

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    戦う理由


    イリーナ「今回も、ボクたちの勝ち」
    イレーア「これで、183勝0敗」
    鈴鹿「チックショー!」
    レオナ「無念ですわ!」

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コメント: 全21件

from: スタコラさん

2012/03/10 20:48:47

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「Re:戦う理由」

ジーナ「不格好でも破廉恥でも、ワタクシはこの素体がいいの! この素体じゃなきゃイヤなの!」
イリーナ「ツンデレツンデレ」
あかね「…最初っからそう言えばいいのに。ツンデレなんて、楽しいのは本人だけで、はた迷惑なだけなんだから」
イレーア「そだね」
鈴鹿「ワタシたちの、いままでの悩みっていったい……?」
レオナ「……ワタクシ、激しく頭痛がしてきましたわ」
クリス「さ、とっとと帰って、バト吉にワックス掛けでもしてやるか」
晶「だな」
ジーナ「ずっとこの素体でいるの!!」

〜素直がいちばん〜

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from: スタコラさん

2012/03/10 20:36:32

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「Re:戦う理由」

イリーナ「あねごと」
イレーア「ジーナさまのスペア素体なら」
イリーナ「初期ロットのが」
イレーア「ちゃんとあるし」
鈴鹿&レオナ&クリス&晶「へっ!?」
あかね「あれ? 言ってなかったっけ? あるよ、ワタシたちのスペア素体。それもピカピカの新品のが」
クリス「だ、だったらなんで、そんなくたびれた素体なんか…??」
あかね「くたびれたとは失礼だな。キチンとメンテしてあるから、どこにも不都合なんてないんだから。それにさ…」
晶「それに?」
あかね「この素体には、マスターやみんなとの、大切な思い出が詰まってるから。ワタシは、その思い出が、なにより大切だから。…って、なにこっ恥ずかしいコト言わせんだよ、チミは!」
晶「…チミ?」
クリス「だ、だったらジーナ師匠は? その素体、あんなに嫌がってたじゃねぇか!?」
ジーナ「そ、それは…」
クリス「それは?」
ジーナ「そ、そうですわ! もしもスペアの素体を使ってしまったら、スペアが無くなってしまうではありませんの!」
クリス「…ワケわからん」
イリーナ「そしたら」
イレーア「マスター、また新しい素体」
イリーナ「買って」
イレーア「くるよ」
ジーナ「な、なにを言っていますの!? イーダ型神姫が今現在、どれ程貴重だとお思いですの。そうそう買い直すコトなど、出来はいたしませんですわ!」
イリーナ「だいじょぶ」
イレーア「マスター、バルキリーの買い過ぎで」
イリーナ「金銭感覚」
イレーア「コワレてるから」
イリーナ「すぐ」
イレーア「買ってくるよ」
ジーナ「そ、それでは…え〜と、その……だから………」

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from: スタコラさん

2012/03/10 20:06:53

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「Re:戦う理由」

ジーナ「今回はウチの若い衆が、迷惑を掛けてしまいましたわね。…ほらあなた方、きちんと謝りなさい」
クリス「…そ、その……悪かった、な。もうあんたたちのコト、バカにしたり、しないよ」
晶「すまない」
鈴鹿「いや、もういいんだ」
レオナ「この素体が必要なら、いつでもそうおっしゃってくださいまし。…ワタクシたち、そんなモノより大切なものを、イリーナとイレーアより、もう頂きましたから」
あかね「いや、あの、だからね…」
ジーナ「何度も言っているではありませんか? あなた方の素体を奪うつもりなど、ございませんと」
レオナ「で、ですが…」
ジーナ「…フ、フン! 調子に乗るのもいい加減になさいまし! ワ、ワタクシたちは、とってもレアな初期ロット。再生産版のあなた方風情とは、色味が違いますわ、色味が!」
レオナ「なっ!?」
イリーナ「でた」
イレーア「ジーナさまのツンデレ」
あかね「そもそもパーツ取りに使うなら、マスターも、最初から起動させたりしないって。…いいんだよ、キミたちはそのままで」
鈴鹿「そ、そうなのか?」
イリーナ「そだよ」
イレーア「それに」
鈴鹿「それに?」

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from: スタコラさん

2012/03/10 19:46:39

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「Re:戦う理由」

ジーナ「問題ありません。それを悔しいと感じるコトが出来るのならば、それはあなた方が、成長したということに他なりません。あなた方に必要なのは、あとは考える時間だけ、ですわね」
あかね「だな」
クリス「師匠…」
あかね「鈴鹿とレオナも、これでようやく、ウチの神姫の一員になれたコトだし。…まったく、イリーナとイレーアも、ずいぶんと成長したもんだよ」
ジーナ「ですわね。…それを寂しいと感じてしまうのは、ワタクシのワガママ、ですかしら?」
あかね「いや。そんなコトはないさ」

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from: スタコラさん

2012/03/10 19:34:28

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「Re:戦う理由」

クリス「…双子からオレたちを守ったのは、あの双子を守るため……? なぁ晶」
晶「ん?」
クリス「あの二人の言ってるコト、意味わかるか?」
晶「理解、不能。……だが」
クリス「だが?」
晶「理解できないことが…無性に、悔しい」
クリス「ああ…。オレも、だ……」

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from: スタコラさん

2012/03/10 19:28:34

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「Re:戦う理由」

イリーナ「これで183勝1敗」
イレーア「だね」
鈴鹿「そ、それって…」
レオナ「どういうコト、ですの?」
イリーナ「だって、鈴鹿ちゃんもレオナちゃんも」
イレーア「ボクたちのコト心配して、バトルしてくれたから」
イリーナ「ボクたちに」
イレーア「勝てるワケ」
イリーナ&イレーア「ないよ」
鈴鹿「おいおい…」
レオナ「そ、そのようにあっさりと言われてしまうと、なんだか返って恥ずかしくなってしまいますわね。…ま、まぁ、恥ずかしいついでに言わせていただけば……あなたたちは、ワタクシたちを、その…大切なお友達と、呼んでくださいました」
鈴鹿「ああ…。なんだかそれを聞いたら、強いとか弱いとか、そんなコト、もうどうでもよくなってさ」
レオナ「ええ。…あとは結果など気にせずに、ワタクシたちのやるべきコトをやれば良いと、ただそれだけを考えて……」
イリーナ「エヘヘ…」
イレーア「なんか、照れるな」
鈴鹿「な…っ!?」
レオナ「こ、この状況で照れるのは、コチラの役目ですわ!!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 19:04:41

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「Re:戦う理由」

鈴鹿「…もう止めてくれ、イリーナ」
レオナ「イレーアも、これ以上は、やり過ぎですわ」
イリーナ「どうして、止めるの?」
イレーア「ボクたち、キミたちのために、バトルしたのに?」
レオナ「ならば直のことですわ!」
鈴鹿「ワタシは、ワタシたちは…そんなコト、望んでない!」
レオナ「ワタクシたちは、あなたたちのそのような姿など、もう見たくはありませんですわ!」
イリーナ「…つまらないな」
イレーア「…もっと、戦いたいよ」
鈴鹿「だ、だったら…」
レオナ「…ここから先は、ワタクシたちが…お相手いたしますわ!」
イリーナ「ボクたちに、勝てる?」
イレーア「勝てないよ?」
イリーナ「だって、キミたち」
イレーア「弱いから」
鈴鹿「強いとか弱いとか、そんなの関係ない!」
レオナ「これがあなたたちのために、ワタクシにできる、たった一つのコトなのですから!」
イリーナ「わかった」
イレーア「なら、バトルする」
鈴鹿「応!」
レオナ「どこからでも、かかっておいでなさい!」
イリーナ「ならこのバトル」
イレーア「鈴鹿ちゃんとレオナちゃんの」
イリーナ&イレーア「勝ち」
鈴鹿&レオナ「え……??」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:41:56

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「Re:戦う理由」

イリーナ「ボクたち」
イレーア「キミたちを」
イリーナ「バラバラに」
イレーア「する」
晶「な……!?」
イリーナ「だって、大切なお友達を」
イレーア「バカに、したから」
クリス「ま、待って……」
イリーナ「鈴鹿も、レオナも」
イレーア「悔しいって」
イリーナ「言ってた」
イレーア「だから」
イリーナ&イレーア「…そうして欲しいに、決まってる」
晶「ヒッ……!?」
クリス「ち、近寄るな!? オレたちに近寄るな! このバケモノ!! …頼むから……近寄らないでくれええぇ〜!!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:31:58

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「Re:戦う理由」

クリス「ぐ…ぐううぅ〜……」
晶「…く、首が…まだ…繋がって……いる?」
イレーア「弱いね、キミたち」
イレーア「つまらないね、キミたち」
イリーナ「あかねとジーナに」
イレーア「なにを、教わったの?」
クリス「チ、チックショー! …オレたちは、師匠にまともな素体を使って欲しかっただけなんだ! それ…それを……」
晶「何故、邪魔をする?」
イリーナ「それ」
イレーア「あかねとジーナが、そうして欲しいって」
イリーナ&イレーア「言った?」晶「そ、それは……」
クリス「口では言ってねぇよ! …だけど本心じゃ、そうして欲しいに決まってる!」
イリーナ&イレーア「……」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:20:20

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「Re:戦う理由」

イレーア「シャッ!」
晶「……っ!?」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:18:52

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「Re:戦う理由」

晶「クリスっ!?」
イレーア「いちいち見ないと、パートナーの様子、わからないの? キミ、ダメだね」
晶「え……?」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:15:53

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「Re:戦う理由」

イリーナ「シッ!」
クリス「ぐ…っ!?」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:14:34

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「Re:戦う理由」

クリス「一閃!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:13:07

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「Re:戦う理由」

クリス「ほらほら、コッチは剣を持ってんだぞ。斬られたら痛いぞ?」
イリーナ「バトルの前に、リーチ教えてくれて、アリガト。キミ、頭、悪いね」
クリス「なんだと!? もう許さねぇ!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:09:42

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「Re:戦う理由」

クリス「なんだぁ? ちびっ子どもがオレたちの相手すんのかよ? 言っとくけどな、オレたちはだれが相手だろーと、手加減なんか出来ねぇからな」
晶「謝罪するなら、今のうち」
イリーナ「ボク、白い方もらう」
イレーア「ならボク、黒い方」
クリス「…シカトかよ。まったく、礼儀を知らねぇガキ共だな!」
晶「ならば我等が、礼儀を叩き込む」
クリス「おう!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 18:02:26

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「Re:戦う理由」

イリーナ「ボク、この子たち、嫌い」
イレーア「ボクも」
イリーナ「だから」
イレーア「やっつける」
鈴鹿「お、おい、イリーナ…」
レオナ「イレーア、ムチャは…」
イリーナ「平気。鈴鹿ちゃんとレオナちゃんは」
イレーア「そこで、見てて」

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from: スタコラさん

2012/03/10 17:58:33

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「Re:戦う理由」

イリーナ&イレーア「……」
鈴鹿「イリーナ…」
レオナ「…イレーア?」

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from: スタコラさん

2012/03/10 17:56:58

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「Re:戦う理由」

クリス「なんだぁ? オレたちとバトルする気か? 言っとくけど、あんたたちと違ってバカ強ぇ師匠たちに鍛えられたオレたちも、とーぜん、あんたたちより強いからな」
晶「勝敗は、バトルの前から決まっている」
鈴鹿「う…うおおおおぉ〜!!」
レオナ「悔しい! 悔しいですわ! ワタクシ、悔しくて悔しくて、CSCがどうにかなってしまいそうですわ!!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 17:50:13

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「Re:戦う理由」

鈴鹿「今なんて言った! もういっぺん言ってみろ!」
クリス「ああ、何度だって言ってやる。あんたたち、弱くて情けなさ過ぎるぜ。それでもホントにアーク型とイーダ型かよ?」
晶「あるいは、パチモン?」
鈴鹿「ぐっ…」
クリス「悪いコトは言わねぇから、そんな情けねぇ姿をこれ以上晒すくらいなら、その素体を師匠たちに渡して、さっさと眠っちまいなよ」
晶「それこそ、最良の選択」
レオナ「くっ…。言わせておけば!!」

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from: スタコラさん

2012/03/10 17:38:13

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「Re:戦う理由」

クリス「おい、見てみろよ晶。ちびっ子神姫に手も足も出ない奴らが、なんか騒いでるぞ。まったく、情けないったらありゃしねぇな」
晶「まったく」
レオナ「な…っ!?」
鈴鹿「なんだと!」

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