「Re:続々登場！」

ナイア｢ごめんなさいごめんなさい。私、白いまんまが食べたいなんてワガママは言いません…｣
ヴィアンカ｢だから僕たちを、お山に連れて行かないでください…｣
ナイア＆ヴィアンカ｢捨〜て〜な〜い〜で〜。……うわああぁ〜ん!!｣
ヴェロニカ｢…なにを言っているんだ、君たちは？｣
アリエル｢きっと、今までの扱いが扱いだったから、急にちやほやされて、逆に怖くなっちゃったんだね、ナイアとヴィアンカ｣
ヴェロニカ｢……不憫な｣

〜やっぱり面白いな、こいつら〜

「Re:続々登場！」

ヴェロニカ｢もちろんS型もあるぞ｣
アリエル｢頭の黒い矢印は、TV版の証。どっちをパートナーにするかは、ナイアとヴィアンカが決めてくれ、だって｣
ナイア＆ヴィアンカ｢…………センパ〜イ｣

「Re:続々登場！」

ナイア｢…フ、フフッ……。こ、こんな幸せが、あるハズがありません。こ、これでは私たち…………｣
ヴィアンカ｢…い、いやいやいや。…このくらいで満足してはイケナイなナイア。……J型なんて、結局は主人公の初期機体。やはりマクロスの真の主役メカはS型だよ………｣
ナイア｢そ、そうよね。…それに、本当に贅沢って言うなら、やっぱり私たちそれぞれに一機ずつ、専用マッスィ〜ンを用意してもらわないと……｣
ヴェロニカ｢ほぅ…。鋭いな｣

「Re:続々登場！」

ナイア＆ヴィアンカ｢ヒ、ヒカルウウゥ〜〜!?｣
ヴェロニカ｢ヒカル？ そうか、それがこの機体のニックネームか｣
アリエル｢ヒカルさん、ナイアとヴィアンカのコト、よろしくお願いしますね｣

「Re:続々登場！」

ヴェロニカ｢たしかに、な。…VF-1J。君たちに引き渡すようマスターに頼まれたこのバルキリーこそ、まさに全ての可変戦闘機を代表する機体だ｣
アリエル｢やっぱり、VF-1はTVカラーがカッコイイよね。グレーがかった劇場版仕様と違って真っ白…洗いたてね｣
ナイア＆ヴィアンカ｢…………ほへ？｣

「Re:続々登場！」

アリエル｢でもナイアもヴィアンカも、FAに進化できたのが、スゴく嬉しかったんだね｣
ヴェロニカ｢まぁ、その気持ちも理解できるが、な。…私たちも、そうだった｣
ナイア｢もちろんです。だけど本当に嬉しかったのは、そんなことではありません｣
ヴェロニカ｢む…？ と言うと？｣
ヴィアンカ｢僕たちは、マスターの大切な神姫。一時は要らない子なのではと思ったこともあったけど、FA化に成功したことで、それがはっきりと理解できました｣
ヴェロニカ｢たしかに。もしそうでなければ、FAには別人格が与えられ、君たちはお払い箱になっていた可能性もあるワケだしな｣
アリエル｢今までの扱いも、ちょっと……だったしね｣
ナイア｢……私たちに最もヒドい仕打ちをしてきたのは、何気にあなたたちなんですけどね｣
アリエル｢え？ 今なにか言った？｣
ナイア｢いえ、別に｣
ヴィアンカ｢それはともかく…。僕たちは、マスターに必要とされている神姫｣
ナイア｢マスターは、私たちにメロメロです。だから、ほぼクリス専用サポートマッスィ〜ンになってしまったバト吉さんの代わりが欲しいと言えば、マスターはヒョイヒョイと用意してくださいます。それも、主役級メカを｣
ヴィアンカ｢ハッハッハ。ナイア、いくらなんでも、それは言い過ぎ……｣

「Re:続々登場！」

ヴェロニカ｢つまり、寝ぼけているのだな、君たちは？｣
アリエル｢そろそろ暖かくなってきたしね｣
ナイア｢フフッ…。身も蓋も無い言い草ですね｣
ヴィアンカ｢だけど僕たちは気にしない｣
ナイア｢なぜなら私たちはフルアームズだから｣
ヴィアンカ｢僕たちはフルアームズだから｣
ナイア＆ヴィアンカ｢フルアームズだから！｣
アリエル｢大事な事なので３回言いました？｣
ヴェロニカ｢少々クドいな、それは｣