「主張」

ジーナ｢…あら？ どうかいたしました、お二人とも？｣
レイテ｢……いえ。ワタクシ設定もいいですが、せめて日本語使ってください｣
ジーナ｢なにをお言いですの！ ワタクシの言葉のどこが、日本語ではないと？｣
レイテ｢ゲーム用語なんて、知らない人にとっては怪しい呪文と一緒です。ほら、この子のSAN値も、みるみる減少して…｣
ジーナ｢それもゲーム用語ではございませんか！ よろしいですか？ そもそもSAN(サニティ)チェックとは、かの名作RPG『クトゥルフの呼び声』で使用される、探索者たちを狂気のズンドコ…もといどん底に陥れる、それはそれはステキな判定で…｣
レイテ｢…ジーナ、もう十分ですから、今日のところは、そのくらいで……｣
ジーナ｢……まったく情けない｣
〜ちなみにBシステム版もd20システム版も持ってるぜよ〜

「主張」

『グリーン･ドラゴン』
クロマティック･ドラゴン(色彩竜)族
出現環境･温暖/森林
属性･秩序にして悪
ブレスは腐食(酸)のみ(円錐形)
サイズは中型…ヤング(子供)期といったところですわね。
でしたらヒットダイス(hp)は11d12+22(93)で、特殊能力は酸に対する完全耐性と水中呼吸のみ。擬似呪文能力や呪文はございません。
脅威度は5。
宝物は標準×3

……おやまあ。
この程度の能力では、我が歴戦の冒険者たちにとっては、肩慣らしにも、小遣い稼ぎにもなりませんわね。
顔を洗って出直しなさい、ですわ。

「主張」

レイテ｢まぁ、公式設定がどうであれ、この子はこの子です。それで、いいんじゃないですか？｣
ジーナ｢…ですわね。ワタクシとしたことが、下らない固定観念に囚われ、遊び心というものを見失っていましたわ。たしかに、この子はこの子です｣
レイテ｢はい！｣
ジーナ｢…でしたら｣
レイテ｢はい？｣
ジーナ｢どのようなキャラに設定するのかは、まさに、ワタクシの思うがままですわね｣
レイテ｢はい!?｣

「主張」

レイテ｢…とのことです。分かってもらえましたか、ジーナ？｣
ジーナ｢……いえ、それはよろしいのですが…わざわざ素体を変える理由が、ワタクシには、理解いたしかねますわ。しかもヘルメ装備のまま｣
レイテ｢一部のマニアックな人々には大ウケです｣
ジーナ｢そのような性癖の持ち主の支持を得て、嬉しく思いますの、あなた？｣
レイテ｢いえ、ぜんぜん｣

「主張」

アニメの評判がどうとか、果たしてこの機体を、MSと呼んでも良いのか等という疑問など、些細な事柄に過ぎない！
目の前にイカすドラゴン型メカがあり、そして、それをお手頃価格で手に入れる事が出来る！
だったら買う以外、我にどのような選択肢がある？
重要なのは、ただそれだけナリ!!

「主張」

ジーナ｢レイテ、あなたいつの間に、戦乙女型から竜騎兵型にクラスチェンジしたのです？｣
レイテ｢あ、ジーナ。いえ、この子を見ていたら、なんとなく…｣
ジーナ｢それにしてもガンプラとは、珍しい事もあるものですわね。ワタクシ、マスターはガンプラなど、とうに卒業したと思っていましたわ。しかも、AGE系だなんて…｣
レイテ｢いえ。マスターもガンプラを買うのは、もう止めようと思っていたみたいですよ。だけど今回だけは、特別な理由があったらしくて｣
ジーナ｢と、言いますと？｣
レイテ｢はい｣