「Re:狩猟生活」

ジーナ｢…おや？ いかがなさいました、お二人さん？｣
ヴェロニカ｢それは自分の胸に手を当てて、自らのCSCに聞いてみろ！｣
アリエル｢そうです！｣
ジーナ｢おやまあ、お二人共、まだまだのようですわね｣
アリエル＆ヴェロニカ｢この！ いじめっ子!!｣

〜だって、基本Ｓだし、我〜

「Re:狩猟生活」

ジーナ｢トドメを刺す必要などございません。狩りの獲物は、いたぶっていたぶっていたぶり抜いて、徹底的に痛め付け、切り刻み、地を這わせ、そして命からがら巣穴に逃げ込み眠っているトコロに罠を仕掛け、サクッと捕獲してやればよろしかろうと。しかもこの方法ならば、ストレス発散になる上、素材もガッポリ手に入るという、まさに一石二鳥ですわ。…さすがはマスター、狩る者の心得のなんたるかを、正確に理解しておいでですわね。これも常日頃よりの教育の賜物だと思うと、ワタクシ、嬉しくて嬉しくて仕方がありませんですわ｣

「Re:狩猟生活」

ヴェロニカ｢そういえばジーナさん。マスターは、モンハンではどの武器を使うことにしたか、知っているか？｣
ジーナ｢結局、ガンランスに落ち着いたようですわね。飛び道具は性格に合わない。太刀やハンマーは使いやすいものの、なにか一味足りないとのコトで｣
ヴェロニカ｢ガンランス、か…。さすがはマスター、防御重視とは、賢い選択だな｣
アリエル｢…私は、高機動寄りの万能型が、いちばんだと思う｣
ジーナ｢たしかにガンランスのガード性能は魅力的ですわ。ですがそれと引き換えの移動能力の低さには、しばらくの間、苦労していたようですわね｣
ヴェロニカ｢む？ と言うと？｣
ジーナ｢苦労してダメージを重ねても、大型相手では、トドメを刺す寸前で逃げられてしまう。細かく武器を出し入れするコトで、ある程度はカバーできますが、やはり一テンポ遅れてしまうのは、どうしようもありませんですから｣
ヴェロニカ｢それは訓練を重ねて、フルバーストや、一撃必殺の竜撃砲の使用タイミングを身体で覚えていくしかないだろう、な｣
ジーナ｢たしかに、マスターも初めはそう考えたようですわね。逃げられる前に、最大ダメージを叩き込めばよかろうと。ですが…｣
アリエル｢ですが？｣
ジーナ｢マスターは気づいたのですわ。モンハンとはモンスターを倒すゲームではなく、狩るゲームだと｣
ヴェロニカ｢む？｣

「Re:狩猟生活」

ジーナ｢狩りは一日２クエストまで。さしものマスターも、ここ最近は夏バテ気味のようで、あまり無茶な遊び方はしていないようですわよ｣
ヴェロニカ｢ジーナさん｣
アリエル｢それなら、そもそもゲームなんてしなければいいのに｣
ジーナ｢そこはそれ。マスターですから｣
ヴェロニカ｢たしかに、な｣

「Re:狩猟生活」

ヴェロニカ｢マスターには一度、狩られる者の気分を、じっくりたっぷりと教えてやる必要がありそうだな｣
アリエル｢…大丈夫。いきなり噛み付いたりしないから。……たぶん｣

「Re:狩猟生活」

ヴェロニカ｢ところでアリエル。マスターは、まだモンハンで遊んでいるのか？｣
アリエル｢みたいだよヴェロニカ。ようやく基本操作を覚えたって言ってたし。しばらくはこっちに還ってこないんじゃないかな？｣
ヴェロニカ｢やれやれ……。私という嫁がありながら、ゲームなどに現を抜かすとは…｣
アリエル｢ヴェロニカ？｣