「Re:女王への挑戦」

イリーナ｢丸まった｣
イレーア｢ラングロトラ｣
レイテ｢あらカワイイ。思わず最大火力を叩き込みたくなるわね｣

アリエル｢マスター、眠っていたなにかが、完全に目覚めちゃったみたいだね。…私たち、どうしたらいいと思う、ヴェロニカ？｣
ヴェロニカ｢放っておけアリエル。…とても付き合ってられん｣
アリエル｢……だね｣

〜切って砕いて捌く生活〜

「Re:女王への挑戦」

レイテ｢なら特殊調理食材？｣
アリエル｢それもなにかイヤ｣
ヴェロニカ｢そもそも食うつもりか？｣
レイテ｢生肉ドロップしてたら、焼いて食べてたんじゃない？｣

「Re:女王への挑戦」

レイテ｢リオレイアって、パワーもスピードもブレスも毒もあるけど、意外と行動パターンは単純だから。ただ…｣
アリエル｢ただ？｣
レイテ｢頭部と翼を部位破壊して、尻尾を切断した上で捕獲しないと効率悪いから。ダメージを与え過ぎないように、冷静に対処しないといけないんだって。結局、狩猟したのって、勢い余って、ついうっかり倒しちゃっただけみたいだし｣
ヴェロニカ｢……おいおい｣
レイテ｢『優しく丁寧に繊細に慎重に扱わんとならんのがリオレイアだ。そう、それは乙女の柔肌を扱うように』って、マスター、言ってたよ｣
ヴェロニカ｢その言い方はやめろ！｣
アリエル｢なんか、いやらしいです！｣

「Re:女王への挑戦」

イリーナ｢毒けむり玉が当たった｣
イレーア｢ブナハブラ｣

レイテ｢今のところ狩猟数15で、そのうち捕獲が６。捕獲数だけで言えば、全モンスター中最高ね｣
アリエル｢そんな、あっさり言われても…｣
ヴェロニカ｢な、なるほど…な。さすがは我がマスター。つまり目的は素材か｣
レイテ｢ええ。逆鱗が手に入らなくて苦労してるみたい。でもレア素材の入手には、やっぱり、捕獲しないといけないから｣
アリエル｢それだけ捕獲してれば、もう十分だと思う…｣
ヴェロニカ｢だが、狩猟するのも難しいモンスターを、そうそう捕獲するのも…｣
レイテ｢ううん。狩猟するのは、案外簡単みたい｣
ヴェロニカ｢む？｣

「Re:女王への挑戦」

ヴェロニカ｢…つまり、マスターはモンハン漬けの日々から、未だ復帰していないのか｣
イリーナ｢そだよ｣
アリエル｢スゴくハマッてるのね。それで、ハンターランクは今いくつなの？｣
イレーア｢１｣
アリエル｢え？ まだ１なんだ｣
ヴェロニカ｢まあ、一日２クエストまでというのは無理だったようだが、それなりにセーブして遊んでいるようだしな｣
イリーナ｢うん｣
イレーア｢いま、リオレイアに何回も挑戦してる｣
アリエル｢リオレイアって、あのリオレイア？｣
ヴェロニカ｢高い攻撃力と機動性を兼ね備えた『陸の女王』の異名を持つ竜、だったな。…なるほど。たしかにリオレイアは、いわゆる序盤の強敵。これを討伐することができれば、マスターもモンハン初心者は卒業だ｣
アリエル｢だけど、あんまり無理するのも…。何度も挑戦しても勝てないなら、時間がかかっても、他の、もっと弱いモンスターを討伐して、ちゃんと装備を整えてから挑んだ方がいいと思う｣
ヴェロニカ｢まあ、そう言うなアリエル。マスターにも、意地というものがある｣
アリエル｢ヴェロニカ…。だけど……｣
イリーナ｢アリエルちゃん、ヴェロニカちゃん｣
イレーア｢それ、違うよ｣
ヴェロニカ｢なに？｣
アリエル｢イリーナちゃん、イレーアちゃん。違うって、どう違うの？｣
イリーナ｢マスター、リオレイアなら｣
イレーア｢初めて、討伐したときに｣
イリーナ＆イレーア｢捕獲してるよ｣
アリエル＆ヴェロニカ｢へ!?｣