連休最終日の文化の日は入間の航空祭に行ってきた。
ここはマニアには有名な航空祭で、毎年２０万人以上の来場者がある。
都心から一番ちかい航空自衛隊の基地ということと交通の便がいいので子供連れがとても多い。
西武池袋線の稲荷山公園駅で下車するのだが、ここは自衛隊の敷地内にあるような駅。
臨時の改札が自衛隊敷地にできる。
９時からの開門だが３つの門（北門・稲荷山門・正門）共８時ぐらいには行列ができ開門を待っている。


マニアは開門と同時に場所取りに走る。エプロン最前列のブルーインパルス前が一番人気。


本来は敷物や脚立の持ち込み使用は禁止されているのだが、そんな事は無視して大きくブルーシートを敷くモラルもない人たちが多い。
写真を撮る為に前に立つと後から座り込んで酒盛りしているおじさんに見えない、迷惑だと言われる。
どっちが迷惑でどっちが禁止されていることをしているかわかってるのかな？

おじさんだから大人しく退いて上げるけど、これが若者だったら黙ってないんだけどね。
それでも頑張って展示飛行機に乗ったり触ったり写真撮ったりした。
日頃は飛んでいる飛行機を見ることがあっても触ることはなかなか出来ない。
自衛隊機なんて滅多に乗れないからね。しっかり見て触らないと。

地上展示を見ながら上空を飛来する飛行展示を写真に収める。
これって結構大変な作業。地上展示は普通のレンズ。しかし飛行は望遠を使う。

それも普通の望遠じゃなく超望遠（５００ｍｍ）。
付け替える作業が手間になる。重いから特に大変。

ブルーの前は人だかりでなかなか写真が撮れない。

それでも長身を生かして頑張って撮ってみた。
綺麗に並ぶブルーは本当に格好がいい。他の飛行機とは一味違う。
朝から雲が低く、ブルーは中止もしくは演目を大幅にカットするという噂もでた。
１３時からなのでそれまでに良くなればいいなと思いながら地上のブルーを見ていた。

今回はブルー以外で見たかった機体はＦ－４Ｊ改の「２００８　Ｌａｓｔ　Ｙｅａｒ」特別塗装の黒豹。もう見れなくなるのかな。
隣には交代したＦ－２Ａが並んで停められていた。

戦闘機はこの２機以外に小松のＦ－１５の３機だった。
米軍からは戦闘機の参加はなく岩国の海兵隊機（何と言うのだろう？）だけ。
面白いのは写真撮影してサインつきで５００円。それもダンボールにマジックで書いたのがアメリカ人らしい。
ここでワッペンを見ているときに雑談した。
妙に日本語が上手な隊員がいた。「彼女が日本人だろ？」と聞くと隣の隊員は「彼女じゃなくて彼氏がね。」と冗談を言う。
もう６年も岩国にいいるらしい。住んでいるのは広島市内。
私も以前、広島に住んでいた。とてもローカルな話で盛り上がった。
ちなみに私はアメリカ生まれなので英語で会話。隣の日本人は？？？だったようだ。

１３時になりブルーが飛ぶアナウンスが入る。
雲は低い。青空は全く見えない。

これじゃスモークは見えづらいだろうな。
それでも飛んでくれるんだから我慢しなきゃね。

この間の観閲式のときのようにフォーメーションで短めの演目にならない事を祈った。

テイクオフはダイアモンドテイクオフ＆ダーティーターン。
５番機ローアングルテイクオフ。６番機ロールオンテイクオフ。
いつもの軽快な離陸を見せてくれた。
それからは第一区分のような飛行演技。ファンブレーク、デルタ６機、タッククロス等。
雲があるが垂直系も見せてくれたのは嬉しかった。
バーティカル　クライムロール、バーティカルキューバンエイト、空中開花、ワイドトゥデルタループ等。
でも最高だったのがバーティカルキューピッドとスタークロス。
これには観客みんなすごい拍手だった。
雲がなく青空なら綺麗だったろうな．．．

無事にブルーが見れて、観客の半分近くが帰って行く。
今日のプログラムはこれで終了だから当然なんだけど、ファンはこれからが本当の航空祭かも。
それぞれの持ち場に帰投するのを見送る、バイバイフライトを見る。
最近は燃料の高騰と近隣住民のことを考えて派手なテイクオフは見れなくなった。
せめて米軍の戦闘機が来てればパフォーマンスが期待できたのだが。
昨日は大物（Ｃ－１３０、Ｐ３Ｃ，Ｅ－２Ｃ）から帰って行った。
米軍は早々と店を閉めてインターセプトして帰って行った。
Ｖ－１０７Ａがちょっとしたパフォーマンスを見せてくれたくらいで、後はノーマル
だった。
残念なのは戦闘機（Ｆ系）の帰投がなかったこと。
住宅が張り付く環境からか次の日の朝の帰投になったのだろう。

それでも今年の入間も凄い人出だった。
生憎の曇り空で肌寒かったけど、雨も降らず一日を過ごせた。

来年はピーカンを期待したい。
自衛官の皆さん、お疲れ様でした。ありがとう。

※写真アップは整理が済んでからします。
　５００枚以上撮ったので整理編集が大変。
　でも半分以上がボツ写真です。