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from: kieros2005さん
2011/02/24 11:06:45
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黒き汝が瞳 編曲
黒き汝が瞳(くろきながひとみ)というタンゴの名曲があります。
これに日本語詩をつけたのが三根耕一(あのディック・ミネ)です。
菅原洋一の歌が有名でしょうか。インストゥルメンタルではアルフレッド・ハウゼの演奏が素敵です。
このハウゼの編曲では、コンチネンタルタンゴのひとつとしてアレンジされており、途中にロシア民謡の「黒い瞳」が入りますが、実にぴったりと曲想が合致していて聴いていて気持ちがいい。
黒い瞳のほうはリカルド・サントス(ウェルナー・ミューラー)の編曲も素敵です。
また、「黒い瞳」から曲想を得て、「黒い瞳のナタリー」をいう曲をフリオ・イグレシアスと郷ひろみが歌っている。途中に黒い瞳のメインメロディーが挿入されている。
だからこれらをごちゃ混ぜにしても違和感がない。
イントロをアルフレッド・ハウゼ風のタンゴで初め、菅原洋一の「黒き汝が瞳」をディック・ミネの訳詩で歌い、2番の前に「黒い瞳」のメロディラインをスキャットでいれ、2番につなぎ、エンディングはタンゴ風にフェイドアウトする、、、ってのはどうでしょうか?こういうのはありでしょうか?
やってみたら気持ちがいい、変奏曲か、変装曲か、ヘン!そうかい、かな。
コードストロークの中でメロディーラインを弾いていくのって難しいですね。 -
from: kieros2005さん
2011/02/07 08:55:00
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PPMについて
昨日の仲間の練習会で、フォークデュオの夫妻が歌ったのが、PPMの「風に吹かれて」だった。ほんとはボブ・ディランの曲だったのですが、PPMが歌って大ヒットさせたのでした。
なかなかさわやかな歌い方でよかった。で、曲のことではないのだが、PPMってフォークグループいたでしょう。ピーター、ポール、アンドマリーって言ったよね。そのころはなんとも思わなかったが、最近このグループ名はホントかね?と思うようになった。
なぜかと言うと、英語で言ってる分には感じないが、ラテン語発音にするとペトロ、パウロ、マリアとなって聖書の中の登場人物というか、キリスト使徒の最高位2人、および聖母になる。
同じ例が、ビートルズのジョンとポールだ。ヨハネとパウロになる。ローマ法王のような名前だ。
ちょっとできすぎてないか。
まあ、聖書の中の名前は西洋人は普通だからどうってことないのだろうけれど、なにか恣意的なものを感じるのです。
で、PPMのことだけれど、WIKIで調べると、
Peter, Paul & Mary
マリー・トラヴァース、ノエル・ストゥーキー、ピーター・ヤーロウ
出身地 アメリカ合衆国
ジャンル フォーク
活動期間 1961年 -
レーベル ワーナー・ブラザーズ・レコード
公式サイト http://www.peterpaulandmary.com
メンバー
ピーター・ヤーロウ (ボーカル、ギター)
ノエル・ポール・ストゥーキー (ボーカル、ギター)
マリー・トラヴァース(ボーカル)
ピーター・ポール&マリー(Peter, Paul and Mary)は、1960年代のアメリカで最も成功したフォークグループの一つ。
ということらしい。これでわかった。ポールだけはファーストネームでなく、セカンドネーム、つまり洗礼名だ。これをわざわざ、取り出してPPMというグループ名にして売り出したマネージャーがいると言うことだ。なーるほどね。
ピーター、ノエル、アンド マリー・・・じゃ、「あ、そう・・・」というように印象が浅いものになる。
ペテロとパウロとマリアという名前なら人目を引く可能性が大だ。
日本ならさしづめ、イナザギ、イザナミ、アマテラスというグループ名に近い。
それにしても大きく出たなあ。彼らの頭上にキリストの姿があるように,あるいは後光が差すような効果を狙ったのだろうか。反戦歌を歌っていたのもマネージャーの営業方針だったのだろう。
などと、余計なことを考えながら聴いていちゃあいけませんね。 -
from: kieros2005さん
2011/02/02 12:07:34
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『弾き語り』という言葉
弾き語り、って言葉を何気なく使っていたのですが、いい言葉ですね。
まず、なんと言っても、れっきとした「やまと言葉」です。軽薄に sing and play なんて言わずにいて欲しいものです。
弾き、そして語る、これがいいのです。演奏形態にぴったりしています。三味線などでは昔から「弾き歌い」と言ったらしい。
どうだろう?「弾き歌い」と「弾き語り」、どっちがしっくり来ますか?
「歌い」は聴衆がいようがいまいが勝手に自分の歌を歌う行為に見えるが、「語る」は聴く相手の存在を想定していて、やはり弾き語りが一番ぴったりしている。誰が最初に言い出したのだろうか?命名者に座蒲団100枚!
ギターによる弾き語りは、左手でハーモニー(和音)を、右手でリズムを、喉でメロディーを、そして口で言葉を発して音楽にするものだ。4つの要素を操作して演奏するのです。
当然ながら吹奏楽器では絶対無理です。
打楽器もやろうと思えばできないことはないけれど、まあ、叫びやうなりぐらいだろう。ヴァイオリン系の弦楽器も顎で胴体を支えて押さえるので、口が不自由になり無理だ。チェロやコントラバスはできそうだが、余り事例を聞かない。
弾き語りは圧倒的にピアノ(キーボード含む)とギターだろう。しかし鍵盤系は発音と操作系の乖離が甚だしく身体性が薄い楽器なので、余り好きでない。第一ピアノは持ち運びできないし、キーボードは電気がなくちゃ音が出ない。
やはりアコギでの弾き語りが最高です。ヨーロッパではギターの前身であるリュートで吟遊詩人が活躍したし、日本では琵琶法師が平家物語を吟じた。江戸時代でも新内流しが三味線でチントンシャンやって歌っていたから歴史は古く長いのだ。
また、ちょっと似ている楽器にウクレレがある。これだとどうも漫談になりそう。あーあ、やんなっちゃった・・・というあれ。ま、そのほかにもいろいろあるな。まあリズム系だ
カスタネット:ちょーちょ、ちょーちょ菜の葉に止まれ・・・
タンバリン:シャッシャカシャラシャラ・・・・・
三板(沖縄のサンバ):えらいやっちゃ、えらいやっちゃよいよいよいよい・・・
箸と小皿:ちゃんちきおけさ・・・・
やはり、「語る」にはちょっとねー。
音色含めた表現力、手軽さ、ポータビリティ、どれをとってもギターには敵わないのではないだろうか。
ギターの第6弦は84Hzが出る、そこを最低音として、第一弦の12フレットまでで3オクターブの音域幅がある。そこからさらに20フレットまで出るが音域としては十分だ。
ヴァイオリンなどは基本的に1弦づつ鳴らす楽器であって、主旋律のメロディーラインを担当するものだが、ギターは6弦全てを同時に発音できるので和音を構成できるのだ。
ここが三味線とちょっと違う。
ピアノは10本指すべてで和音を出せ、音域もはるかに広く、その厚みにはかなわないが、まあこれは仕方がない。その優位性を認めましょう。
ピアノに対しては弾けないひがみもあって、悪口を言うのだが、ピアノは、例えばドとレの間の音が出せない。全て音はかっちりと決められており、その間の音は存在しないのだ。だからポロンポロンとしか音が出ず、音の配列がデジットである。ギュィーン!というようなうなるようなこぶし回しができない楽器なのである。このうなるような、あるいはすすり泣くような、メロディーはヴァイオリンには決して敵うまい。
弦楽器は鍵盤楽器に比べて原始的で、身体性が強いので、弾き方で表現の幅が大きく違うので、演奏の難しさもそこにある。
ん?で、何の話だっけ?あ、そうそう、弾き語りという言葉についてだっけ。
「弾き語り」という言葉を発見(発明か?)した人は、「歌い」ではなく「語り」にしたことに意味を込めたのだ、と思う。
エレキギターでガンガンやるのは「弾き歌い」かもしれないが、「弾き語り」ではないような気がする。弾き語りはやはり、アコースティックギターで電気増幅無しで、生声でやるのが理想だと思うのだが、、、。