〈弾き語りスト〉のスタイルについて書く。

まず、「座位（ざい）」が基本だ。
座って弾くということだ。
ただし、体育座りやおばさん座りやおネエ的横座りはいけない。

体育座りでどうやって？
という正攻法な突っ込みはさておき、ぺたんと座って、
まぁ、アグラなどかきつつ、おまたのあたりにアコギを置き
弾き語る、というスタイルの場合。

肩胛骨下あたりまでの長いサラサラ髪、
細身のGパンが似合う長い脚なんていう
十代の（あくまでもこの年代までだな）外人orハーフorくおーたー
の女の子なんかが、緩い斜度の草原で
前述のようなスタイルで
弾き語っているのは、たしかにまったく「絵になる」
（べっつい&くりす　みたいな子ならGood！）

が、が、
それは、弾き語りストでいう所の「座位」ではない。
基本は椅子に座っての弾き語り。

これは宅弾きの練習でも、Liveにおいても共通。

「立位（りつい）」...立ちスタイルでの弾き語りのデメリット。

宅弾きの場合...。
まず、疲れる、という以前に、立位の宅弾きなんてあり？！
と思うかもしれないが、さういう人いるかもしれない。

自宅に椅子が一つもない和風好み、
三丁目の夕日的昭和の匂いぷんぷんの生活嗜好の人なんてのがある。
朝も夜も食事はちゃぶ台、TVも座布団丸めて枕にしてゴロ寝鑑賞。

トイレは洋式だが、ここで宅弾きは...さすがに（苦虫）。
風呂に椅子はあるが、ここでも宅弾きは...さすがに（苦笑）。

そーいう人は、
ギターすとらっぷ使って立位で弾き語るかもしれない。
ま、そーいう人にはぜひ、リサイクルショップで丸椅子でも
購ってもらって、弾き語りの基本に添ってもらおう。

で、本道にもどって
弾き語りは、家でもらいぶでも椅子での座位。

座位のメリットに話を戻して...
弾き語りは小物を多く使うでしょ。

巨人・大鵬・卵焼き。
洗濯機・冷蔵庫・掃除機。
モモ・クリ三年、カキ八年。
レッド・イエロー・マゼンダ。
これになぞらえて、弾き語りスタイルの三原則。

椅子・譜面台・ハモニカ...
これだな。
座って、楽譜を見ながら、ハモニカで伴奏のおかず。

弾き語りには小物がたくさん必要。
そのため、座位でのメリットが発揮されるのだが...。
譜面台＋譜面＋洗濯ばさみ、Capo、サム&フラットピック、
Guitarスタンド、から拭き用クロスetc....

宅弾きに必要なもろもろを
自在に駆使しようとするなら、やっぱ座位でしょ。
これが「立ち」なら、♪あなたな〜ら、どーするぅ♪

ポッケにin？　うえすとぽーちにin？
本気なの？　なんてダサダサもいいところ。
あわてちゃうでしょ。ピックどこ？カポどこ？てなもんだ。

それが座位だと、
センターに水戸黄門の自分、
左手に角さんの小物置き用の小椅子、
右手に助さんのアコギスタンド。
向こう正面の悪代官位置に譜面台を従えての諸国漫遊。

千手観音のごとく
ぐるりと手を伸ばせば
ここそこに求めるものがすぐそこに。

ま、いうなれば
座位による弾き語りは「四畳半」の発想だな。
弾き語り＝フォーク＝四畳半＝神田川＝かぐや姫＝南こうせつ＝商売上手
なんてなベタな流れで言うんじゃないよ。

なんていうのかな、
小宇宙から創造される果てしないページェント...みたいな。
おおー、自分で書いていて、いきなり高尚な世界に
入り込んでしまったぞ。
ページェントって何だ？

今、ネットひいてみた。
「ページェント＝祝祭日に行われる大規模な仮装行列やショー」
おお、適当に使ったが思ったよりもぴったしな表現だった。

そう、
つまり、祝祭日のOFFの日に
自宅の小スペースで展開される、自分のための音楽ショー、
なのだよ。
（こじつけもいいところ）

座位による弾き語りは、
わずかばかりのスペースから生み出される
まさに、めくるめくような豊潤で甘美なひと時なのだ。

それじゃ、また(*^^)v

♪弾き語りストです

「弾き語りスト」って何だ？
という人がいる。
いても構わない。自分が考えたことだから。

「弾き語りスト」はアコギの弾き語りをする人、というほどの
意味なのだ。エレキじゃダメかと言われれば、独断と偏見と先入観の押し倒しで、ご遠慮いただきたい。

エレキの宅弾きは「〜りスト」という感じではないな。
アンプにシールドつないでヘッドフォンとかしてないか。
アコギ弾きはそのフォンとかはつけないな。

あくまで「生」だ。
男は黙って純生だ。後でばれて非難されたこと？
あるよ。（なんの話だ）

寄り道から軌道修正しつつ、「弾き語りスト」について。
いま、若い人も若くない人も若いっていっちゃあなんだけど、
という人まで、〝弾き語りしてます〟という人は多い。

というよりアコギ弾く人が単純に多いのだ。
猫も杓子もというが、下手したら三味線よりもアコギ弾く
〈アコギネコ〉がいてもおかしくないくらい、
全国にアコギを弾いている人がたくさんいる。

基本は、一人語りなので、もしも、万が一、ひょっとして
サークル参加を希望する人がいたとしても、
あまり相互会話を期待しないで欲しい。

弾き語りしながら会話するのは無理だろうし気が散る。
〝せっしょん〟などと称して、「でゅお」や「とりお」や「ぶらざー」を
組みたがる人もいるが、弾き語りストはそれを好まない。

自己満であろうが、自意識過剰であろうが、ますたー○○であろうが、
「弾いて、語る」の基本姿勢を貫かなければ、
一人前の「弾き語りスト」とは認定されない、とそう心得てはもらえぬだろうか。

かくいう自分は、中坊の頃より〈YAMAHA FG240〉を弾きはじめ
爾来、100分の40世紀になろうとしている。初めてのアコギさんとは
ずっとお付き合いしています。心変わり？とんでもない、ずっとそばに
いて週いちのペースで愛の交歓をいたしております。と、また横道へ...

そんなこんなで、初回はこの辺でお許しいただくとして、
日々、思いつくまま気まま随時暫時の行き当たりばったりで
独り言紡いで行こうと思う。

それじゃ、また(*^^)v

　　　　　　　【2021 新春スペシャル部活 開催】

　登録部員12名で地味に地道に活動中の我が「アコギ弾き語り倶楽部」。
部員も増えて、スタンドアロン時代には考えなかった諸問題。それを多少なりとも解消すべく、新たな一手を打ったアタクシ～昭和歌謡の伝道師～ザビエル・AMA-Gです。

　こんにちは。
　早くも期待薄なクリスマスをすっ飛ばして令和3年度のもろもろを訴求してやろうと虎視眈々の世間様に追随して、アコ弾き倶楽部の「新春スペシャル」バージョンを、前回の部活で部員の皆さんに告知してみました。

　
　
　ま、本人が意気込むほどの高反応はなかったものの、「やらないで嘆くより、やって失敗の涙を拭けばいい」という、かつての青春ドラマのような気持ちでおります。
　前回の本稿で書いた、倶楽部の課題をこの「ロングラン部活」で、ちったあ道筋が見つかればよいのではないか、と。

　1.ワークショップ的互助会的に弾き語りの教えあいっこ
　　まぁ、4時間もありますと、レギュラー部活（2時間）よりは余裕がありますので、初心者部員の方にも、アコギ先達としてアタシとかYさん、Oさんあたりがお教えできるでしょう。

　2.「みん唄」で倶楽部の一体感や帰属意識の醸成など画策
　　「みん唄（みんなで歌おう」コーナー）」の切り札ルールはまあだ始まったばかしですので、ワタクシ以外はだあれも切っておりません。
　ようわ、一曲まわしでグイグイとストイックに攻めていく弾き語りネタ披露の合間の一服の清涼飲料水にでもなればよいかというもの。

　部員に配る楽譜や歌詞カードを用意してきてもらい、札切り人のリードで一緒に唄いませんか、いうシンプルな企画。
　ワタクシがセッション苦手人間でもあるので、当初、倶楽部ではそうのはやめよう、と志向しておりました。
　
　どーも、このー、なんてゆーか、人と一緒にセッションというのが得手でなくて。
とはいえ、せっかく倶楽部で他者もいるので、一緒に歌うのもいとおかし、ではないだろうか。新春スペシャル部活では、ぜひ他の部員からもいいカードを切ってもらいたいものです。

　3.シフト勤務の部員にもぜひ参加してもらいたい。
　
　　ほどよいシニアの多い倶楽部ですが、ワタクシ以外にもまだ現役で仕事している人もおりまして。これまでシフト勤務で参加できなかった人たちにもぜひぜひ来てほしい。ということでの、ロングラン部活&日曜開催です。かつ時間内は入退場自由ですので、都合がつくときに来て、チャチャチャっと弾き語りというのも、なかなか粋なものでございます。

　それじゃあ、また。しーゆー。
　

メンバーも増えたみたいで、おめでとう！

kuniちゃん　beach再開したでや。

次回のコメントを楽しみにしています。

▲地元のローカルギターサークルである我が「アコギ弾き語り倶楽部」も、発足からはや半年。登録部員も二ケタを超え、先週土曜開催で部活（仕込みネタの披露しあいっこ）も11回目となりました。

▲今回、二名の新入部員があり、それぞれの弾き語りを披露。65歳のIさんは年代物のクラギ（ガット）で見事な演歌を渋く歌い、一方59歳のKさんも素晴らしいハイトーンボイスで歌謡曲・フォークをやってくれました。

▲そんな中、ワタクシ自身、倶楽部の課題というものをいくつか意識してきました。

（課題その１）「毎回、新ネタがやれるのか？」
　何気に今までそれをポリシーにしてきましたが、「同じ曲を二度やらない」なんて、そうそうできるもんではないのか？

　正直、いまワタクシのLIVEネタの在庫は30曲以上はキープしとります。休みの日には家事手伝いをこなしつつ、新ネタを仕込みます。

　コロナ禍でLIVEやイベントが激減したため、ネタの消化が進まないので、いきおいネタ在庫は豊富。いきおい、毎回新ネタでもまったく問題がない。
　
　とはいえ、まだ現役で仕事していたり、他の趣味に時間を割いたり、その他生活のもろもろに翻弄されている部員たちが、同様に毎回新ネタをやれるかということに、迂闊ながら考えが及ばなかったのだ。

　隔週開催の部活では、そんな身勝手な縛りは無くして、好きなネタを好きなだけやっていただこうと、今さらながら自戒するに至りました。

（課題その2）「初心者へのワークショップができていない」
　メンバー募集の告知で「初心者も歓迎」とか言っておきながら、実際は彼らヘのワークショップができていない。

　ギター教室とかではないし、人様に指導できるほどのスキルもないけれど、部活ではあるので、多少できる人が、浅いギター歴の人にアドバイスなどするのも倶楽部参加のモチベーションアップには必要なこと。

　しかして、現状はというと、二時間の活動の中で、一人４～５曲のネタ披露をするだけで、たいていがタイムアップ。毎回、それくらいは弾き語りしたいですし、初心者へのアドバイスまでの時間的余裕はなかなか難しい。

（課題その３）「仕事や所要都合で開催日に参加できない」
　そもそもが、できるだけ縛りのない、ゆるーい倶楽部にしようというのが発端なので、無理に参加せずとも、出られる時に来てくれればいいんじゃない、と考えていた。

　なので、毎月二回、第二・第三土曜を活動日に設定。固定日のほうが予定も立てやすいと思っていたが、勤務のシフトなどで、土曜は無理、という部員もいる。

　かといって、（ワタクシも含め）翌日仕事の日曜よりは、メンタル的に土曜日のほうがゆっくり専念できるし、日曜は家庭サービスという人もおるだろう。でもでも、シフトの人にもなんとか来てもらいたいのですな。

　で、思案すること二、三日。思いつきました！
詳細は、次回。

　

～昭和歌謡の伝道師～ザビエル・AMA-G（あまぢい）です。

　この情勢下。
ライブやイベントが軒並み中止とあいなり、LIVEネタが在庫過剰になっていました。
　同じ曲は二度やらないのをモットーにしてきたので、いままでは用意した曲もそれなりに消化できていたのですが……。
　ここにきて消化不良どころか、曲をやること自体が停滞して、ネタ倉庫に未消化楽譜がたまりまくっておりました。

　ならば、自ら動くしかないべ。ということで、地元にて、新たにギターサークルを立ち上げることと相成りました。
　
　サークル名は「アコギ弾き語り倶楽部」。市内にポスター掲出、さらには市の広報や地元新聞の読者の声に投稿するなどして、ようやく部員（メンバー）も10名までになりました。

　部活（ネタの見せ合い）は月二回。二時間の中で、一人一曲回しで、どんどこネタ（アコギの弾き語り）を披露していくという、ストイックな倶楽部です。
　ギター歴も様々ですが、各自マイペースで曲を披露。アタシなどは欲たかりですから、イントロからエンディングまでフルコーラスでやりますが、基本的にはそんな必要はありません。

　ワンコーラスでもいいし、サビだけでもいいし、インストももちろんOK。みんな素人だし、なにもライブハウスやステージイベントをやろうってんじゃ毛頭ないのです。
ゆるーく、かつのんびりと、宅弾き以外の場所で、誰かの前でアコギを弾き語る、というのが倶楽部のテーマなのだから。

　で、たまには、部員分の楽譜を用意してきて、「みん唄（みんなで歌おう）」コーナーをやったり、ちょこっと上手い人が、他の人に弾き方を教えたりもします。
　部員は下は六十代から上は八十代まで、まさに「ほどよいシニア」なオヤジたちの集まり。会費なんてのもなく、公民館の会場費を参加人数で頭割りにするというだけ。
　
　カラオケボックス30分で80円のこのご時世。それ以下で、二時間、ひとりだいたい４～５曲は歌えるので、コスパは悪くないと思います。
　
　では、また。シーユー。