☆(⌒杰⌒) AMA-G'です

なんということもなく
アコギで弾き語りなどする人に対して
「オリジナルはないのですか？」などと、軽い調子で聞く人がいる。

たしかに、人の楽曲ばかり歌う（カバーというんですよね）より
自分で作詞作曲したオリジナル曲を弾き語ることを
得意として、人前でも平気で披露する人もいる。

多くのミュージシャンは
そんなカラダの内側から湧き上がる
「自分の思いを人に伝えたい」欲求にかられ
それが受け入れられると、シンガーソングライターとして
デビューしたり、セミプロとしてステージに立ち
CDなどこしらえて小売したりしますね。

本を良く読み、文章を書くことが好きで
どうしても書きたくて仕方なくなり、
赤裸々な、あるいは想像の産物としての
小説を発表し、多くの人々から共感などいただくと
見事、売文家として、稿料を稼がれますわな。

自意識過剰と自己顕示欲がセットになると
とても恥ずかしい事態に陥りはしませんか？

松山千春の歌が好きで
彼の歌いっぷりをイメージしながら
その曲に思いをこめて弾き語るのと
千春のような歌を自分で作り、それを自宅あるいは
人前で歌うというのは、そこに大きな勘違いがない限り
イコールにはならない。

早い話が、千春のような歌は自分では作れないし
たとえ作れても、人前で歌おうなんて気にはならない。
しかし、アマチュアですごくいいオリジナル曲を歌うひとと
プロだけど、ちっとも感動できない人との境界線はあるのか？

さらに、早い話が
オリジナルを作り、弾き語る時間があったら
千春の歌を唄う方が、ずっといい、ということだよね。

それでも
その昔、中学生の頃に、厚顔にも
かなりなオリジナル曲を作って、友達の前で歌ったことがあるんだ。

しかし、聞きに来た二人の同級生は
AMA-G'の歌をまったく聴いて無く、二人してだべっていた。

つまり、それって、単なるトラウマじゃねーの。

きっと、オリジナルを唄う多くのアマチュアミュージシャンは
いつか、自分のオリジナルが誰かの耳にとまることを夢見て
今夜も（なぜか夜なのね）しこしこと、アコギ弾きつつ
オリジナル曲を作り続けているにちがいない。