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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009/07/10 19:01:20

    icon

    70年代はワシの〝相棒〟


    70年代…遠くにあらず、行く道の共連れとして…
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    ここ数年の流行りだと思うが、
    とくにCM等で象徴的な、70年代モノを
    素材に使った制作物というのをよく目にする。

    AMA-G'たちにとっては懐かしさの対象であり
    息子達のような若い世代には新鮮な面白さという
    一石二鳥の広告効果を狙っているのだろうか。

    〝70年代…〟とキーワードを振られれば、
    ワシらは自然に〝フォーク〟と、合いの手をいれるが
    他の世代の人なら、どう答えるのか、ちょっと興味がある。

    おやぢ世代が、昔を懐かしんで
    長く押し入れにしまい込んでいたアコギを取り出す、
    あるいは、自由になった小遣いで
    思い切って高級輸入アコギを入手し
    70年代フォークを再び弾き語りだす。

    そんな彼らの場合、
    70年代フォークと離れていた期間が長いから
    単なる懐かしさにプラス、新鮮な感動がある。

    ところが
    AMA-G'の場合は(自慢でもなんでもないが)
    中学以来、ずっ〜と、70年代フォークと付き合っているので
    懐かしさというよりは
    単なる、My Favorite Songsに過ぎない。

    どちらかというと
    懐かしさよりは
    その歌を唄う時に
    過去の経験や思い出を重ね合わせているようだ。

    たとえば、
    「ちどり足」(古井戸)を唄う時、
    頭の後ろの方でチリチリしているのは学生時代のこと。
    学生寮から歩いて30分の町まで飲みに出かけ
    酔いどれて、再び歩いてふらふら帰ってきた時のシーン。

    と、同時に
    つい数年前の飲み会で
    悪酔いして、素面ならつまずかないような
    地面のちょっとした出っ張りに
    けつまづいて転んだことを、ニガニガして思い出す。

    「どうにかなるさ」(かまやつひろし)を
    カラオケで歌えば、会社がつぶれて転職先を探して
    履歴書を書きまくっていたころの記憶で、
    なんだが、海馬のあたりがムズムズする。

    と同時に、
    つい最近しでかしたミスで
    複数の上司に何らかの申し開きをしなければならない
    出来事を思い出して、
    胃の辺りでシクシク虫がはいずり回る。

    「旅の宿」(吉田拓郎)を
    ハモニカ付きで弾き語れば
    新婚時代にカミさんと泊まった
    人里離れた山間の温泉宿がぼんやりと浮かぶ。

    ことほどさように、
    ワシにとって70年代は、
    単なるノスタルジーとは違い、
    時代もシチュエーションも異なる
    様々な記憶の残像とつながっている。

    90年代なんてつい昨日、
    80年代つったって、ちょっと前の出来事、
    で、ようやく70年代までバック・ツー・ザ・パーストして
    ああー、それは昔のことだんだな〜という感慨に至る。

    AMA-G'の場合、
    70年代は、まさに中学〜大学時代の時期とまったく重なる。
    周囲を山にずっぽり囲まれた
    田舎町の木造・下目張りの校舎から
    鉄筋3階建ての中学に進学して、
    AMA-G'の70年代が幕開き、
    原始の森と田園がパノラマを作るキャンパスのある
    大学を卒業するとともに、70年代が終わり
    80年代の始まりと共に、社会人生活に踏み込んでいった。

    北から南、そして再び北に戻るたび、
    引っ越しの道連れにYAMAHAのハードケースを
    抱えて、長距離列車に乗り、船に揺られ、嫌いな飛行機にも乗った。

    母校での教育実習の最終日に
    受け持ちクラスの生徒達と
    ナターシャセブンを唄った。

    大学キャンパスの中にある
    野外礼拝堂の林の石舞台の上では
    ジョン・デンバーを唄った。
    ☆Pho.出典 Amazon.com

    亡兄の結婚式で千春を歌い。
    義理の従兄弟の結婚式で
    加川良を唄った。

    もしかしたら
    ワシは死ぬまで70年代を
    道連れにしていくのかもしれない。

    人は、それを〝青春時代だからじゃないの〟
    というだろう。

    たしかにそうかもしれない。
    そして、いつの時代に戻りたいかと聞かれれば
    それは〝70年代〟ではなく、
    まだ母も兄も元気だった頃、
    家族5人が、茶の間の四角い炬燵を囲んで
    テレビを見ていた
    あの小学校時代なのだ。

    70年代は、AMA-G'にとって
    単なる思い出ではなく、人生の果てまでの
    長いようで短い道行きに付き合ってくれる
    気の置けない〝相棒〟なのかもしれない。

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    ルパン kuni

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