サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009/11/25 10:37:00
icon
名前の知らない歌手の歌を、実はよく覚えていたりするものだ。
これから白い季節に向かうというのに〝春うらら〟とか歌ってます…
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
その歌を知ってはいるのに、
なんというシンガーが歌っているのか知らない。
ということが良くある。
名前が思い出せないのじゃなくて、
歌い手そのものの認識がまったくないけど、唄そのものは良く知っている、という
その歌手本人にすれば、失礼極まりないことって……あるよね。
先日、
Netオークションで手に入れた70年代フォークの楽譜に載っていた
〔春うらら〕唄・作曲/田山雅充…が、じつはそれである。
※Pho.出典→Amazon. co.jp
最初、この楽譜を見て、
音を拾いつつ、アコギ弾き語りで合わせてゆくと
なにやら、昔聴いたことのある楽曲のようで、記憶が頭をもたげ、
一通り、歌ってみたら、
「おおー、これ知っているじゃん」となりました。
でも、作者である田山雅充の名に、記憶はまったくなく
そういう名の人が唄っていたのか〜、っていうくらいのレベルでした。
この人の手によるもので有名なのが、
南沙織のヒット曲「人恋しくて」だということは今回
〝ウィキ〜〟で調べて初めて知りました。
さらにYou Tubeで〔春うらら〕を検索すると、
けっこう思い入れたっぷりでアコギ・唄ともに上手にやっている人が多く、彼らのコメントからも、
この曲が当時(70年代中期)は人気が高かったことを
うかがわせてくれます。
曲の内容は、
〝同棲中の男女が春浅き、まだ寒い時期に部屋の炬燵で乳繰り合う…〟というこう言うと、まったく身も蓋もないけれど、
実際そういう内容なのだ。
この手の話で言えば、
かの拓郎の名曲、〝旅の宿〟だって、
〝未婚の男女が温泉宿で酔いつつ戯れる〟歌だものね。
しかし、「旅の宿」と「春うらら」の歌における両歌の世界観には
そのシチュエーションとニュアンスには大きな違いがある。
さすが若いときから浮き名を流していた拓郎の曲は、
温泉宿でもがんがん酒を飲んだ男が、せっかく頬ほんのり染めた
キレイな彼女と一緒だとうのに、
何もしないで女の膝枕で眠ってしまうようなKYなヤツ。
明らかに、この男女の付き合いは長く(しかし、まだ結婚はしていない)
関係もそこそこ深くて、その秘め事にも初なあせりがなく、
余裕すら感じられる。
だから、
ボクはボクであぐらをかいて酒を飲み
温泉好きの彼女は勝手に風呂に入って
それぞれが束縛せずに、二人の逢瀬を楽しんでいる風だ。
かたや、
「春うらら」の男の場合は、明らかに年下の、それも
もしかしたら、大学生と中学生みたいな、
年の差のカップルのようで、炬燵につっこんだ脚が触れあったと言っては
緊張したり、未成熟のカラダに並々ならぬ関心を抱く性春(青春ではなく)まっただなかのスケベおとこの、
ある意味、若葉マークの恋愛ソングなのだ。
まだ幼さの残る彼女と一緒に炬燵でぬくぬくしながら
その果てには、今夜も一つ蒲団で互いのカラダを温めあい、
そのはてに男は♪あうーーー、あうーーーー♪と
歓喜の雄叫びを上げるのだ。
(ちがうか!?)
ワシは、
この「春うらら」の楽譜を見るまで、
この歌のことがまったく頭に無かった。
70年代フォークに関しては、まあまあ中くらいの深さの知識はあったのに
いままでついぞこの歌を弾き語ることはなかった。
それなのに、
一通り弾き語ってみれば「いやー、どっかで聞いたことあるわい」なのである。
しかし、この曲が流行った当時のワシは、高校を卒業する位の頃。
故郷を遠く離れた地の大学へ進学する頃で
アコギや歌などさして眼中になく、70年代フォークに関しても
拓郎・陽水・千春などメジャーどころでも
この時期の前後については知らない曲が多い
〝空白のフォーク時代〟なのである。
というのに、
記憶というより、脳のどこかにこの〔春うらら〕は、しっかりと
刻み込まれていたのだね。
入手した古本楽譜の効用といおうか、
聞いたことがあっても、ついぞ弾き語ることのなかった曲が
何曲も見つかって、またライブ用のレパートリーが増えた。
〔あの歌はもう唄わないのですか〕(風)や
〔置き手紙〕(かぐや姫)、
〔ほうせんか〕〔03時〕〔根雪〕いずれも(中島みゆき)なども
そうした再発見系の70年代フォークだ。
いやはや、
古本の楽譜は実に〝興味深い〟
コメント: 全0件