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アコギな世界

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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010/08/20 19:45:03

    icon

    立って半畳、座って一畳の心の友


    アコギの練習方法について書いてみる。

    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    世の中のアマチュアアコギ弾きたちが、日頃どんな方法で
    自分の技を磨いているのか。

    自慢気にYou Tubeなどに動画をUPしている人も多く、
    実際にそういう人の中にはスゴテクの人もいて
    教え方も要領がよく堂に入ったものだったりする。

    教則本や教則DVDの類も多いから
    自分の目指すレベルに合わせて
    効果的で実戦的練習もできるだろう。

    だが、
    多くのアマチュアアコギ弾きは、いわゆる「独学」で
    自分なりのやり方で練習をしているに違いない。

    とくに、
    社会人であれば、学生に比べ自由になる時間は少なく
    かつ所帯持ち・子持ち・ローン持ちになどなると
    独身貴族たちとは比較にならないくらいの〝雑用〟に追いまくられるため
    なかなか、体系的で継続的なアコギ練習など、やれるものではない。

    少しくらいアコギが弾けるようになって
    垂れるべき稲穂がつまらぬ自意識で、多少反り返ってきたりすると
    人の言うことなど聞かなくなるから
    いよいよアコギの練習も、自己完結のてきとーなものになりがちだ。

    それでも、
    自分のレベルは自身がよく分かっているので
    人前では見ざる聞かざるでも、心の中では
    「ほーほー、そういう練習方法もあるのか」
    「あ、なるへそ、それはいいやり方だ」
    てなことを、見えないひざ叩き(感心した時、膝を叩くでしょ)とともに
    つぶやくわけだ。

    ライブ前に演目をおさらいする場合と違い、
    ごくノーマルな週末の練習メニューはおおよそ次の通りだ。
    (もしも、これからアコギを始める人、久しぶりにアコギを手にした人には
    多少参考になるかもしれない)

    その日に、メインで弾くアコギ(GUILD・Washburn・Greg Bennett・Taylor・Morgan Monroe・YAMAHAから)を選ぶと、
    チューナーでチューニングをしてから、
    Gスケールで指慣らしをする。
    これがだいたい20分間…。

    その後、90〜120分くらいは、
    ネットからダウンロードした、フラットピッキングのコピー譜を
    ♪=100〜120 くらいの遅いテンポのメトロに合わせて
    5〜7曲位を繰り返し弾くことにしている。

    この場合、
    予め、デジタルレコーダーに録音しておいた
    バックプレイ(コードストローク)をスピーカーで流しながら
    リードプレイを弾く。

    設定したテンポで一通り、間違わずに弾けたら
    次回から少しづつテンポを上げて弾くようにしたいが
    なかなか、オリジナルのスピードでなんかは無理なので
    たいてい、ゆっくりテンポのままな曲がほとんどだ。

    この練習が終われば小休止。

    コーヒーや日本茶で甘いモノをいただきつつ
    録画したTV番組「ケンミンショー」や「ナニコレ珍百景」なんかを観て
    ひと息いれる。

    休憩後は、「70年代フォーク」の弾き語りの練習だ。

    松山千春・井上陽水・泉谷しげる・中島みゆき・ふきのとうなどの楽譜を見ながら
    まだ聞いたことのない曲を、音符を頼りに習い覚えてゆく。
    これは、以前にも書いたが、
    その曲が、You TubeやTSUTAYAなんかにUPされている時は
    それを聞いて、曲の雰囲気をつかんでから、また楽譜で再確認して
    完成度を高めてゆく。

    この方法で、
    だいたい3〜4回も弾き語りをすれば
    全体観がつかめる。
    こうして、覚えた新しい曲の中から
    ライブ向けにセレクトして、実演するのだ。

    NetショップやNetオークションでの
    「70年代フォーク系」の楽譜探しは今も続いている。
    先日、吉田拓郎のギター譜を格安で落札し損なって
    くわーっ、もったいないーー、ことをした。

    吉田拓郎みたいな売れ筋ものでも
    時々、エアポケットみたいにノーマークのオークションがあるので
    定期的に各Netオークションを覗いてみるほうが良いのだ。

    弾き語りの練習も、
    4〜5人のアーチストを一通りやると、2時間くらいはすぐに経過してしまう。
    だから、朝10時くらいに練習を始めると
    中休みを挟んで、夕方くらいまではあっちゅうまである。

    もしも、
    いま現役引退して、日銭も稼ぐ必要のない悠々自適の暮らしが送れたら、
    毎日、前述のような繰り返しの毎日でも、きっと飽きることはないだろうな。

    会社に行かなくてもよくなれば、
    日々のアコギ練習にも余裕が生まれて、
    フラットピッキングと70年代フォークに加えて
    しばらくご無沙汰の、洋楽モノもやれるようになる。

    S&G、John Denver、ジム・クロウチ、ビートルズ、カーペンターズ…
    さらには、ライブじゃきっとやらないけど
    ユーミンのアコギ弾き語りや難しくてただ長いだけのさだまさしにも
    練習時間が割けるわけだ。

    アーチストは対象を広げすぎてもキリがないので、
    最近は、ある程度絞り込んで、あまり欲をかかないようにしている。

    フラットピッキングで気をつけるのは
    右手首の返しと弦に当てる角度だ。
    手首の返しが弱いと、音そのものもしっかり鳴らないし、
    早いテンポにも追いつかない。

    弦に対するピックの角度がゆがむと
    ピックはすぐにジャリジャリ言うようになる。
    弾きながら表裏をひっくり返したり、別のピックと取り替えたりするが
    セルロイドのピックは削れたり割れたりするのが早いので
    Netオークションなどでまとめ買いするのがいい。

    サムピックは、(厚さの)薄めのヤツが最近は好みで
    これまた、いろんなタイプを取っ替え引っ替えしながらローテーションさせる。
    サムピックもフラットピックも同タイプの製品でもまったく同じではなく
    指で触り、着けてみて、自分の指にしっくりくるものを選ぶ。
    スリーフィンガーピッキング時の、親指以外の指の爪は
    女性の化粧品用の爪ヤスリで短く削る。
    つけ爪はやったことがないが、今のところ必要はないみたい。

    左手の練習は、
    シングルピッキングもストロークも
    手を抜いて適当に弾いているうちは絶対に上達はしないと
    分かっているので、ゆっくり過ぎる位のテンポで
    音をごまかさず丁寧に弾くことを心がける。

    握力があるほうが、コードなどもがっちり押さえられるし
    長時間の練習にも耐えられるので
    日常的に握力をつけるようにする工夫をするといい。

    楽器店にゆけば握力増強のためのツールがあるし、
    軟式テニスボールを身近においてニギニギしてもいい。
    身も蓋もない言い方をすれば、
    とにかく沢山、長くアコギを弾くことが一番良いけれど
    会社や学校で弾くわけにはいかないから、代用策はやはり必要だ。

    弾き語りのボーカル、歌に関しては
    自宅での声出しの他に、カラオケルームでの
    MAXな声出しや、車で移動中に眠気防止も兼ねて
    好きな歌を大声で歌ってもいい。
    (周囲の車から不信感たっぷりな視線も無視してやるのが…快感!)

    録音機器が充実している人なら
    自宅でし自分の弾き語りを録音してCHECKすればいいけど
    自分の歌唱力を客観的に自己評価するのは
    自意識が邪魔して正確ではなくなるので、
    映像が録画できるカラオケルームで
    自分の歌声をCHECKしたり、
    カラオケの採点機能を使って分析してみるのもいいし、
    全国ランキング機能を使えば、
    その曲の愛好家の中での自己レベルが
    赤裸々に判定されるから、(自分は歌が上手いと考えている)
    ナルシストには是非オススメだ。

    歌が好きで、ただ一人で歌っているならいいが、
    いざ人前で歌うとなった時、観衆がどんな印象を持つのかは
    誰しも気になる。

    声質・音程・歌い方・表情など、
    よほどの自信家あるいはナルシストでない限り
    慣れないうちは常に気恥ずかしさが伴うものだ。

    人前で歌うことになると、
    もう単に「歌が好きだから歌う」…では済まなくなる。
    音痴じゃいけないし、半数以上の人から気持ち悪い歌い方、と
    言われないような気遣いは最低マナー。

    その一方で、
    ある種の開き直りも大事。
    プロじゃないんだし、お金もらって聞かせているわけでもない。
    声楽学んだワケでもないし、親から天性の美声を受け継いだのでもない。

    10人が聞いていて、その中の一人でもささやかな拍手をしてくれたら
    御の字、それだけで空に舞い上がればいいし、
    自分以外の誰かが、小さく感動してくれたことに、素直に喜べばいい。

    独学でアコギの練習をしていると、
    どうやって弾いたらいいのか分からないフレーズや
    難しい奏法というのとぶつかることがあるだろう。

    教則本やTAB譜、You Tubeなどの動画を参考にする、知り合いのアコギ上手に聞く、
    なんて方法が思いつくが、
    分からないときは分からないもので、
    適当に弾いているうちに、ふと最適な弾き方が出来たり、
    何かの折に、何かを見たり聞いたりしていて、突然解決策を発見したりするものだ。

    上手な人の弾き方や歌い方を見聞きするのが上達の近道…
    なんてことをよく聞くが、もちろんその道の一流の人のプレイは感動するしためになることも多い。
    が、結局、練習は自分一人でするものなので
    そういうスゴ腕の人たちのものは長く見る必要はないと思う。

    むしろ、
    自分のレベルの低さやダメさ加減に嫌気がさしたとき、
    ちょっことだけ、Tony Riceやブライアン・サットンなんかの
    プレイを一曲聴くと、彼と自分とのあまりの格差に
    かえってもういちど振り出しから始めよう、という気になる。

    「立って弾いて半畳、座って弾いて一畳」
    ただこれだけのスペースさえあれば
    コンセントなしで楽しめる、たった6本の弦の心の友、
    アナタのアコギと〝アコギな世界〟を大切に。
    【Keep on pick'in !】

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