ｋｉｅｒｏｓ2005です。

１２月から市内公民館１４箇所のライブを引き受けて実行してまいりました。

その報告です。

１２月だけで１１公民館を回りました。大体平均年齢は７５歳ぐらいでしょう、ほとんどが女性です。つまりおばあさんです。聴衆サイズは平均１５人ぐらいでしょうか。

そこで昭和歌謡を弾き語りします。

大体、「夜のプラットホーム」と「汽車は八時に出る」をやって、つぎに「波止場だよ、おとっつあん」と「東京だよ、おっかさん」をやると目頭を押さえる人が出ます。

泣いてくれるのは感動を共有できたから、と思いましたが、事務局から「あまり悲しい歌は止めてほしい」とクレームがついた。
「楽しく笑う教室」というスローガンなのだから、というわけだ。

それなら「別の人に依頼してください、そしてこれで終わりにしましょう」と答えたら、まあまあ、そういわずに続けてください、と向こうが折れた。

ここでアタシはかなりやる気をなくしたのです。

ところがさらに続けていくうちに、「もう一度聴きたい」という声があちこちから上がり、事務局は「もう一回すべての会場でやってほしい」と言うではありませんか！

私は演奏が評価されていると思いましたが、ちょっともう一回（つまり14会場すべて）やるのは時間的にも無理なので、せめて集約して東西南北４回ぐらいに出来ませんか？と言うと、
間髪を入れず、あっさり「それは出来ません」ときっぱり言われてしまいました。
ボランティアなのでゼロは何回掛け算してもゼロなのは当然なので、担当の振る舞いは間違いとはいえない。

まあ仕方がないので、約束どおり１４会場については責任を持ってやりますが、以降のことは考えさせてください、と保留した。

なんとか聴いてくれた人たちの希望に応えたいと思うが、この担当と交渉しても埒が明かないので、市役所の担当課へ相談すると、担当が失礼な言動をして申し訳ない、その方向で検討するのでぜひやってほしい、と言う回答をもらった。

お役所仕事にはまあ、いまさら驚くこともないが、高齢者を集めて「結んでひらいて」を強制するばかりが能じゃないだろう！と罵倒したくなる。

高齢者は昭和歌謡曲に餓えているなあ、と言うのが実感です。テレビを見てもわからん歌ばかりだと嘆いています。