【サークル設立でハッピーがやってきたぞ】その3

～昭和歌謡の伝道師～こと、
ザビエル・AMA-G'（あまぢい）です。

2020年にギターサークルを設立したことで手に入れたハッピーの5つのうちの4つ目からのつづき。

【ハッピーの4っつ目】
●曲ネタの在庫を解消できたこと。

「同じ場所で同じ曲を二度やらない」をモットーにLive活動を展開していたオレだが、コロナ禍でLiveが激減。
　その際、困ったことの一つが、曲ネタの過剰在庫だった。いつもLive用に弾き語り用の楽譜を作っていくが、新ネタができても消化する当てがなくなってしまい、在庫がドンどこ溜まってしまったのだ。

　貯まっていいのはお金とギター。せっかくいいネタができても披露する場所がないのでは過剰在庫が増えて実に困ったちゃんであった。
　それが、「アコギ弾き語り倶楽部」結成により、毎月二回の定例会で4～6曲は発表できるようになると、在庫はすっきりと解消。新ネタの譜面づくりも、それまで以上に快調に再開できたのだ。

【ハッピーの5っつ目】
●アコギ馬鹿とアコギ中毒者を増やせた僥倖。

　倶楽部の主要メンバーは、現在16名。"主要"と言うのは、部活にも良く顔を出し、練習熱心、かつ向上心があり、さらには性格が良いメンバーのことだ。
　天は二物を与えないという。ギターは上手いが性格がヒネクレている。歌はサイコーだが性格が陰険である。ギターも歌もすんばらしーが性格に異常を来している。
　世の中の人間なんてたいていこんなもんだ、しかし、ウチの倶楽部には、天から二物も三物も与えられた人々が集結したので、オレは心底天の神様という人に感謝し、感謝の踊りを捧げてしまった。
　彼らの中には、入部前は趣味で弾く程度だったが、倶楽部で人前での演奏に目覚めて、次々と新しいアコギを手に入れてしまった男や、全くのど素人だったのが、入部後の成長目覚ましく、わずか半年で、Live出演をものにし、20万と30万のアコギをキャッシュで買ってしまった女までおる。

　さらには、倶楽部のLive活動用にと、カミさんを口説き落として、高額のPAシステムを自費購入してしまったおバカさんまでおる。
　いずれにしても、倶楽部活動が励みとなり、励みは楽器購入を助長し、その元を取るためにさらに音楽活動にのめり込むという、常人から見たら単なる悪のスパイラルが倶楽部中に蔓延するという、オレにしたら思わぬ副産物が生成されるに至ったのである。
（おしまい）