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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009年07月29日 18時54分07秒
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日本酒起源にタイムスリップ
人類の智慧が生み出した妙薬…日本酒
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
日本酒に関する本を読んでいて
こんな記述があった。
『一升瓶に少しだけ残っていた本醸酒を
そのままずっと忘れて室(室=ムロ、台所の地下食料庫など)
に置いていたのを、ある時、見つけて試しに飲んでみると
なんともまろやかな、いい味がした』
日本酒に、ウイスキーやワインのような
経年による熟成があるのかどうか
恥ずかしながらまだよく調べていないが
純米酒を一升瓶で購入し、開栓して3合ばかり飲んで、
少し時間を置いて、再び飲むときの味わいは微妙に違う。
〝酸化〟による変化、といえばそれまでだが、
一度に三合飲むから、一本で三度くらいは別な味わいの
純米酒が楽しめる計算だ(計算するまでもない)。
純米酒に限らず、お酒というものは
適量を正しく飲むとき、この上ない妙薬であると
つくづく思う。
料理をことさら美味しくする力は
希少天然水や最高級緑茶でも代用できない。
ほんの数切れの真鯛の刺身も、
白米のおかずとして食べれば、
ただそれだけで簡単に食事が終わってしまう。
が、そこに、そこそこの吟醸純米酒などが
二合ほどもあれば、
舞い踊らぬまでも(鯛や平目の……)、数切れの真鯛が
一切れごとに味わい深い、酒の友に変貌するのだ。
〝酒の一滴は、命の一滴〟とまではいわないまでも、
猪口の一杯を惜しむ気持ちは
酒を飲まぬものには理解しがたい心理だろうね。
一杯二杯と杯を重ねる楽しみとともに
残り少なくなった片口や銚子の中身をのぞき込み
心淋しく思うせつなさは、
日本酒飲みでないと分からない繊細な心だ。
専門書を紐解くまでもなく
日本酒の起源はかなり古い。
近年、日本酒の消費量が激減し
多くの酒造メーカがあえいでいるが、
その一方で、日本各地の銘酒を探して
日々、日本酒研究に余念のない〝呑兵衛〟も多い。
魚介や山菜など、
現代日本の食卓に載る食材は
はるか縄文・弥生人たちも食していたものが多い。
古代、米を原料にしたお酒が登場した記録が
いくつかの文献に見られるが、
研究対象としてではなく、
純粋な日本酒に対する思慕から
古代人も自分たちとおなじく日本酒に酔いしれていたと
想像すると、なんやら日本酒が崇高なものに思われてならない。
もちろん、いまワシらが飲んでいる
透明でさらりとした〝清酒〟が登場するのは
もっとずっと後の時代なのだが、
極端な話、日本酒の原型である酒が登場した時代が
いつかなんていうと、縄文時代までタイムスリップしてしまう。
これほどまでにワシらと永く強い絆を持つのが日本酒。
これからも、長〜く愛して、ず〜っと愛して行きたい。-
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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009年07月23日 18時33分49秒
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富山の地酒「幻の瀧」を呑んだ、の記
やっぱり違うぜ、米・水・技の三位一体
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
富山の地酒、皇国晴酒造の吟醸純米「幻の瀧」を飲んだ。
この酒を飲んだのは今回で三度目。
他人が飲んだ酒について書かれたことを読んで、何が面白いのか、
などとひねくれたことを言っていた
その舌の根の乾かないうちに、その感想記書くのは、おおいに気が引けるが、
まともな純米酒を久しぶりに飲んだので
やっぱり書いてしまおう。
♪ああ〜このいい加減さは、なんだぁ〜♪
(よしだたっくろう/たどり着いたらいつも純米酒)
〔皇国晴酒造〕は、明治20年(1887)富山・黒部で創業。
仕込み水は北アルプスの雪解け水が地中にしみ込み
100年かけて湧きだしている清水を使用。
使用米は〔五百万石〕…ワシの好きな〔美山錦〕ではないが
酒造好適米としてはメジャーなお米。
しばらく、
〝純米〟とは名ばかりの
手頃な価格の酒でごまかしていたものだから
一口飲んで〝くぅ〜っ〟やっぱり違うね。
てなものですよ。
この日は、
本マグロの刺身で飲りました。
日本酒は、
使われる水によっても
味わいは大きく左右されるとともに
体質に合うも合わないも
その使用水が影響する、
というのがAMA-G'の持論です。
そして、
生まれ育った土地、あるいは
その周辺の湧水を使った
日本酒は、たいていすぅ〜っと
カラダにしみ込むようです。
逆に、
どんなに名水と呼ばれる
宮水であっても、
体質に合わない場合は
その酒で悪酔いしてしまうこともたびたび…。
さて、
久々の「幻の瀧」はどうか。
口当たりはさわやかで、喉ごしもスムーズ。
良い純米酒に共通の、心地良い甘みと香りは
さすがに、造り手のていねいさを感じさせる。
東北地方の純米酒でよく口にする
コクのある酒も好きだが
今回の「幻の瀧」のような
とくに中部地方…富山・石川・長野あたりの
すっきり系の純米酒も大好きだ。
最近は、
利き酒猪口(一合)で飲むことは少なく
愛用の猪口でちびちびやるのがもっぱら。
酒飲みは基本的に長っ尻なものだから
一日三合と決めている
ワシの場合は
好きなテレビを見ながら
できるだけゆっくりと
味わいたいのだ。
地酒のラインナップを自慢し
専用の保冷庫を有する
料理店ならいざしらず
ごく普通の民間人は
日本酒を最適の環境でキープなどできない。
亡兄が主張したごとく
日本酒は常温にて飲むべしを
ことさら強い信条にはしていないものの
ごく普通の状態に置かれたもので
〝美味い〟といえる純米酒が、やはり本物だと思う。
ぬる燗でどうぞ、という純米酒もあるが
最初の1〜2合は、冷やで味わいたい。
昔、あるコーヒー好きが、
最初の一口をブラックで、そのあと砂糖入りで、
最後にクリームを入れて飲むと
コーヒーが三度美味しい、と言っていた。
同様に、
純米酒も、常温・冷酒・ぬる燗と
三段階で味わえると、楽しみも倍増だろう。
また、別の日、
今度は、天然物の平目で
「幻の瀧」を飲んでみた。
鮪よりは平目の方が合うようだ。
開封から少し日が経っているので
「幻の瀧」の味も少しだけ深みが出たように思う。
良い純米酒を飲むと、
本当に幸せな気分になるのは、どうしてだろう。
必ずしも、高直の酒が良いのではなく
蔵元の企業努力によって
一定レベル以上のものが
手頃な価格で提供されるものに
出会いたいと、いつも考えている。-
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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009年07月17日 18時09分56秒
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酒飲みよ永遠なれ…たわごと言ってんじゃないよ〜
酒飲みのたわごとを下戸が笑う…ゲコゲコと
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
酒飲みのたわごとである。
下戸がゲコゲコと笑うだろう。
煙草が好きな人にはその人が主張する効用があり、
嫌煙家はそれを理解しないばかりか
嫌悪すらする。
さらにワシら嫌煙家はこうもいう。
煙草の罪悪はじつに多い、と。
副流煙で人を悪病の道連れにする。
家の壁も家具もカーテンも汚し臭くしてしまう。
街中をゴミだらけにし、下水を灰皿代わりに使う。
火災を引き起こし人的・金銭的被害をもたらす。
煙草を飲みたければ密封された部屋の中で
思う存分煙を吸い込み、自らが燻され、中毒になればいいのに…とも。
同じように、
下戸たちは上戸の酒飲み達の罪をこう暴き立てる。
酔っぱらいはところ構わず下呂を吐き、かつその始末をしない。
ケンカ沙汰、傷害、盗み、交通事故…禍の根源に酒がある。
酔うと口うるさく、やたら陽気になり、破廉恥で下手な歌まで歌い出す。
アル中、心筋梗塞、内臓疾患、早死…
不健康の素をありがたがって飲む気が知れない。
どっちにしても、
その嗜好を持たない人間は言いたい放題なのだ。
下戸が上戸になれば、手の平を返すだろうし
嫌煙家がストレスからスモーカーに転身すれば
とたんに嫌煙家を嫌悪するようになる。
こんな論議の平行線、堂々めぐりの不毛な考察を
続けたところで無駄だとは思いつつ、
つくづく、自分が煙草喫みではなく酒飲みであったことを
良かったと、あらためて実感するのだ。
悪酔い悪のりさえしなければ
人に迷惑をかける確率は低く、
社会からの締め出し度合いも酒飲み側には
若干寛容ではないだろうか。
酒飲みは夢想する…
その土地土地にでかけて行き、
その土地の産物を肴に
その土地の純米地酒を飲むことほど
至福な夢はないだろう、と。
誰しも、
宝くじが当たった時の使い途を空想するが
今風の黄門様をきどって、
もしも、北から南まで、
日本全国を旅しながら
酒と山海珍味を味わおうとしたなら
どれほどのお金があればいいのだろう。
その時の旅は列車に限る。
その安全性と鉄路の網羅性は他に勝る。
基本的に、路線の及ばないエリアはあきらめる。
そして、北から順繰り南まで順番に、というような
律儀で血液A型的なルートは採用しない。
行き当たりばったりで行く。
ぶらりとふらりと、途中下車しまくりで
旅の地図を塗りつぶしていきたい。
そしてくぐる暖簾は
小さな小料理屋かひなびた居酒屋を優先する。
まちがっても、チェーン店や宴会のできるような
店には足を踏み入れない。
けっして深酒はせず、純米酒は一度に三合まで。
長っ尻は厳禁として、店主との必要以上の交流も控える。
ただし、
店主の勧める料理は遠慮をせずに、
かつ費用を惜しまず、美味いと言われる物には箸を伸ばす。
小型で性能の良いデジカメを携行し、
飲んだ酒のラベルと戴いた料理を画像として保存する。
そして店の外観と店主のポートレートも押さえたい。
もしも、眠らずに済むならば
その時間も使い、町から町へと移動を続ければ
はたしてどれほどで、全国踏破が成せるのだろう。
酒飲みのたわごとは罪が無い。
叶うはずもない絵空事が、これまた
酒の肴となる。
酒飲みよ永遠なれ。-
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2009年07月16日 18時44分17秒
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冷や酒はカラダに悪いという俗説より自分の味蕾を信じろ
冷や酒はカラダに悪いとか言わないの〜
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
酒に関する迷信や俗説は多い。
「冷や酒はカラダに悪い」もその一つ。
調べれば、その理由が、燗酒に比べて胃腸からの吸収が遅く、
そのために、つい飲み過ぎるからと分かる。
ひと肌の燗酒をちびりちびり飲む風情には
そこはかとない嗜みのようなものさえ感じるのに
〝冷や酒〟は、どこかヤケになってバカ呑みする
イメージがあるからなのか。
醸造用アルコールを含む
本醸造などは、
少し燗をしたほうが、香りがたって美味いという場合がある。
が、
ワシが常飲する純米酒の場合は
きちんと常温または、少し冷やして飲むことで
その酒本来の味の傾向が分かるようだ。
科学的な根拠を示すまでもなく、
酒の味は舌の〝味蕾〟という器官で感知するものだから
加温によって酒の味が変化しないように
きっちり冷やで飲むべきだ。
純米酒を飲む日は
一度に三合までと決めている。
それ以上飲むと
睡魔が加速して襲ってくる。
ゆるゆるとした酔いに
カラダが少しづつ軟体化してゆく
心地よさを味わいたいのなら
やはり燗酒よりは冷や酒を選ぼう。
とくに
夏の時期の冷やは〝たまりません〟な。
消泡剤など使わない、大豆と天然にがりだけの
冷や奴と鯛か平目の刺身などが
そこにあれば
もう、言うことは何もない。
「冷や酒と親父の小言は後から効く」という諺もある。
自分が親になって初めて分かるのが
自分の父母の苦労である。
酒を飲まず子供もいないと言う人を
ワシはあまり信用しない。
下戸も子なしも当人への責めは理不尽だが
酔わぬ人に対しては
人に弱みを見せぬ不要の自尊心を感じるし、
大人だけの世界で理屈をこねて
妥協を知らぬ子なし人には
不遜な冷酷ささえ見え隠れする。
だから
ワシは今日も酒に酔い
子供たちと理屈抜きのバトルを繰り返す。-
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2009年07月10日 19時04分09秒
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やっぱり美味しい純米酒が飲みたい
純米酒めぐりは堂々めぐり……
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
「逆流性食道炎」のこともあって
しばらく新たな純米酒探しをやめている。
といっても、
日本酒はやはり、呑みたい訳で、
手近なところで、
純米とは名ばかりの
精米率の低い酒でごまかしている。
そうなると、
やはり、きちんとまじめに醸している酒は
それなりに美味しいわけで
またぞろ、いい純米酒が飲みたくて仕方ない。
飲んべえが意地汚いのは当たり前で
体調が戻ってくると
少しでも安くて美味しい酒がないかと
ついつい、店の酒棚付近を徘徊することとなる。
日本酒に関するブログも多いだろう。
彼らは日々、飲んだ酒のことを事細かく書き連ね
食べた料理をデジカメに納めては
嬉々としてブログにアップしている。
よくよく考えてみれば
他人が食べ、飲んだものをあれこれ自慢されたところで
自分の舌も胃袋も喜ぶわけもない。
もちろん、
そんな他人の体験したことを
疑似追体験として、嬉しがる人もいるだろう。
ただ、
日本酒は、実際に飲んでみないと分からん。
いくら日本酒の味わいを専門用語を駆使して
書き込んだところで、
あの口当たりと喉ごし、そして胃の腑に落ちたあとの
感動を疑似体験するのは無理だ。
まったくの自己診断なんだが
安価な日本酒を飲んでいると
やはり〝ああ〜、やっぱり違うな〟
と思わずにはいられない。
舌は正直にも
美味かった過去の純米酒の
記憶をワシに強要するかのようだ。-
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