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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009年09月04日 18時03分28秒
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外国人の味蕾は日本酒の未来?
日本人じゃない人の味蕾に日本酒はどう響くのか…
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」
の日本酒部門で、秋田・金紋秋田酒造の〈古酒・山吹1995〉が最優秀賞に輝いたそうだ。
この部門は日本以外での最大の品評会。日本からは162の蔵元から359銘柄が
出品され、〔純米酒部門〕〔純米吟醸酒・純米大吟醸酒〕〔本醸造〕〔吟醸・大吟醸〕〔古酒〕の各部門で受賞酒が決まり、その中の「チャンピオン・サケ」が
前述の〈山吹1995〉というわけだ。
ところで、
人間が食べ物の味を感じるのは、舌にある約1万個の「味蕾(みらい)」
というのは良く知られたこと。
さらに、
甘さ・辛さ・酸っぱさ・苦さ・うまみの味覚については
日本人と外国人(すごくおおざっぱな分類だけど)とで
差がある、というのも良くいわれる。
そんな中で、
日本酒の味わいについて
日本以外の酒好きはどんな感じ方をしているのだろう。
もちろん、
同じ日本人でも、同じ純米酒を口に含んでの
感じ方には差があるし、
それを日本酒独特の、味の表現を借りれば
まさに千差万別だろう。
ごく単純な想像で、
外国の人は日本酒をワインの白のような感覚で
味わっているんだろうか。
先の品評会だって、まさかぬる燗で審査するわけじゃなかろう。
冷や、それも冷酒ではなく常温で飲むんだろう。
ワインも日本酒も度数は似たようなものだから
米と葡萄の違いはあれ、やはり白ワインの一種の感覚で
飲んでるのじゃないか。
日本酒は日本食ブームと相まって人気が高まってきたそうで、
日本食=健康食、の連想から、日本酒も身体によいと
思われているに違いない。
その点、
ワシら日本人には日本酒=健康に良い、
というイメージあるいは認識は、無いよな。
むしろ、日本酒好き=うんちく好きの悪酔い呑兵衛
てな印象を持たれているに違いない。
もっとも、ワシなども健康のために純米酒を飲む、
なんて意識はさらさらなく、逆に飲み過ぎて2日酔いやら、
胃痛など、まるで不健康なことおびただしい。
IWCで部門受賞した、〔石川・手取川 純米酒〕と〔茨城・久慈の山〕
は昔、飲んだことがある。
この品評会に限らず、国内のそうした品評に出される日本酒は
その蔵の名誉と技をかけているから
市販の酒とはまったく別物のハイレベル品である。
そして、何かの賞を受賞すると
〝○○鑑定会受賞蔵〟てな冠をくっつけて
一般向け市販品が販売される。
ところが、
酒造メーカー、酒蔵の中には、そういう賞には
見向きもしないで、日々、普段使いの上手い酒を
醸しているところもある。
権威の威光に弱い日本人ゆえに
どうしても有名・大手・受賞などの
言葉に踊らされてついつい、その手の酒を買ってしまう。
通販Netショップが盛んになり
居ながらにして、全国各地の無名蔵の酒も
手にはいるようになった。
願わくば、
地方の酒店が、独自のネットワークを駆使して
全国津々浦々の無名かつ美味な純米酒を
在庫するようにして欲しいものだ。
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