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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2009年11月26日 15時43分48秒
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ジャケ買いならぬラベル買いも、いと楽し
ラベルが雄弁に語る日本酒のスピリット
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
ジャケット買い。いわゆる「ジャケ買い」ってのがありますよね。
レコードやCDのジャケットが気に入って中身を見ずに買ってしまう、
ということですが、
同じ事が日本酒の場合も言えます。
今回の、「(花)司牡丹」も、そのジャケ買いならぬ
〝ラベル買い〟かもしれない。
前回、書いたように、
「司牡丹」はなじみの酒店の冷温室の棚で
牡丹のイラストがとてもきれいだったので
思わず買っちゃいました。
酒のラベルに関しては恐らくその道の専門家なり
研究者なり、愛好・収集家がいると思うので
かなり適当な持論になるのを承知で話すけど、
そのパターンにはだいたい三種類くらいあるのじゃないだろか。
老舗の酒蔵などの酒に多いのは、
昔ながらのデザイン、たとえば古いビールのポスターに
描かれた、多色刷りのけっこう複雑な構図のラベル。
ちょうど、キリンのラガービールのあのラベルを思い浮かべれば近いかな。
あんな感じのちょっとレトロなデザイン。
次には、
最近多い、酒蔵の2代目3代目の若い当主が採用する
白地に太い筆文字で酒名のみをバシッと描いてるやつ。
※Pho.出典→南酒造場の純米吟醸「南」のラベル
その他として、
低迷する日本酒消費対策として、
酒好きの女性をターゲットにした
きれいな色づかいのイラストを採用したデザイン。
専門家に言わせれば、分類はさらに細かくなるだろうが
ワシなどが酒店でラベルを見ながら酒を選ぶ場合は
2番目の〝筆太文字書き〟ラベルがよく目につく。
伝統の技に培われて、安定した信頼性の高い純米酒を
醸している酒蔵の酒も美味いが、
若い当主や女性杜氏が意欲的に励む各地方の純米酒を
見つけると、やはり一度は味見したくなる。
レコードやCDの場合、ジャケ買いして
肩すかしの中身に苦笑いすることはよくあるが、
日本酒はそんなことはないよね。
あるとすれば、
大手の酒造メーカーがいくら新しいネーミングの
新しいラベルで新商品を売り出しても、
まったく飲んでみたいという気持ちが起きない
ということだろう。
まったくおざなりといおうか付け焼き刃といおうか
とって付けたようなあのネーミングは
新政党の党名のようにセンスがない。
酒店の棚に初めて見る酒ラベルを見つけると
なんだかヒマワリ畑でチューリップを一本見つけたような
気持ちになる(どんなたとえだ)。
さまざまなもののラベルを集めている人がいるが
日本酒もうまいことラベルを剥がせられれば
スクラップブックに貼っておきたいくらいの美しさだ。
造り手の思いが込められたラベルには
日本酒ならではの
こだわり要素が感じられる。
老舗の酒蔵のラベルには、
「わたしら、新奇なことはようやりまへんが、
きちっと伝統の技を後世に伝えさしてもろてます」の思いが感じられる。
新進気鋭の若旦那のいる蔵なら、
「新しい飲み手にアピールしたい俺たちの酒を
この筆の一文字に込めてみたぜ」みたいな感じか。
Spirits(酒)にSpirit(魂)をこめました、
ということか。
これからも、
ワシの純米酒〝ラベル買い〟は、日本酒選びの楽しみの一つだ。-
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