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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2010/11/29 18:31:57
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【加齢臭おやぢがカレイの刺身で老舗の蔵元の地酒を呑んでみた】
【加齢臭おやぢがカレイの刺身で老舗の蔵元の地酒を呑んでみた】
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
久しぶりにまともな日本酒リポートと行こうか。
いやま、ほんとにね、なかなか新しい日本酒も買うこと叶わず
ようやっと、純米酒ではないが、本醸酒で妥協して呑んだわけだ。
もちろん、魚は刺身だな。
「あかカレイ」の半身を家で薄造りにしてね。
この薄造りってのがせこいでしょ。
薄く切って長く楽しもうっていう、庶民感覚…
なにかっこつけてんだか、ま、小市民のけちくさい小細工だわな。
刺身は、マグロとかカツオとか、厚めに切った方が美味い物と
平目やカレイ系の薄造りの方が美味いものがあるね。
元 寿司屋だった長兄なら、
なに適当なこと言ってるんだって専門的な指摘があったかも
しれないが…
薄く切ったマグロなんてのは想像するだけでもしみったれて味気ない。
ところが、白身系の魚だと、薄切りの方がかえって美味いから不思議だ。
ま、そんなこんなで、今回は「赤鰈」。
「カレイ」と聞くと、最近はアタマの中で「加齢」と自動変換されてしまうほど
「抗加齢」だの「加齢臭」だの、年寄り臭いキーワードの反応するようだ。
しかし、自分のカラダ、脇やおマタや耳裏あたりから
旧家の仏間のような臭いがし出したのはショックだった。
ああ、これが「カレー臭」なのか。
そ、ずっと「カレー臭」だと思ってた。知らん顔してるけど
あんたもそうだったんじゃないの。
いわゆるおやぢやおじいなどとすれ違うとき、
そこはかとなく漂う、線香のようなホコリ臭い腐敗臭のようなアレ。
加齢臭なんて、いうなれば、「死臭」の始まりなわけで、
男の十九歳を、あらゆるものの生物学的ピークを境に
あとは、ひたすら末期のひとしずくに向かって
転がりおちるだけだから、
そのプロセスで、人間が発する死へのカウントダウン臭が
「加齢臭」なのじゃないだろうか。
おっと、横道にそれた。
悪い癖だ。なかなか本題に入らないで
前置きかがやけに長い。
年寄りだからね。勘弁してほしい。
「赤鰈=アカガレイ」は、冬が旬の魚で
新鮮なら刺身が一番で、その他、塩焼き・煮付け・薄塩の干物まで
食し方は豊富で、卵は塩漬けや煮付けにもできるとかで
なかなかに有効活用できるサカナ、サカナ、サカナ♪なのだね。
適度にアブラものっていてあっさりしつつ、舌触りもよかった。
値段も割安で、地場産のものなら、新鮮度合いも請け合いだ。
で、ようやく日本酒の話にたどり着く。
悪い癖だ。
いつも横道にそれまくり。
北海道の真ん中ら辺。
札幌の北東位置に「新十津川(しんとつかわ)」という、人口8千人弱の町がある。
町名から予想できるように、
奈良県の吉野にある十津川村が町のルーツ。
水害で被害を受けた村人が新天地を求めて
北上し、この地に根付いたのだとか。
この町にある酒蔵「金滴酒造」は創業百年を越える
北海道でも老舗の蔵元だ。
仕込み水は藏のすぐそばを流れる徳富川(トップかわ)の伏流水。
使用米は地場産。
酒の味わいについては同社のHPの言葉を借りるなら
〝真綿のように柔らかく、フワリと浮き立つようにカラダに流れ込み
ほのかに甘い余韻を喉に残す〟ということ…なんだが。
今回は、
この藏の本醸造を呑んでみた。
純米吟醸や大吟醸なら
HPのセールスコピー通りの味わいなのかもしれないが
この本醸酒を呑む限りは
北海道の地酒にありがちな〝粗い〟印象が拭えない。
つまりは、
東北地方の地酒のような馥郁たる深みや
信州あたりの爽快な香しさ
あるいは、四国酒の癖のあるひねりの利いた志向とは違う
どこか、手つかずの荒野の野性味というか
どこか剛直な〝粗さ〟というものを感じてしまう。
本醸酒だからと
軽く燗をしてみたが、冷やの方がずっと良かった。
やはり、
カレイや平目系の刺身には
信州あたりの純米酒が合うんでないのかな。
それじゃ、また(*^^)v-
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