小泉の残党代表とも言うべき中川秀直が、麻生では総選挙に負ける、麻生のままで選挙に臨めば、「自爆解散、万歳突撃、全党玉砕解散」だ、総裁の首を挿げ替えねばならない。自分が代わって総裁になってもよい、と息巻き始めている。
　世の中の趨勢は、小泉改革の全面修正に動いている、民主党中心の政治への政権交代に向かっていることに、中川は、気が付いていないようである。
　この期におよんで、麻生の首挿げ替えても、自民党は、一体何を考えているのか、と国民は首を傾げるだけであろう。
　そんな姑息なことをするよりも、素直に下野して頭を冷やして、一から出直すことを考えるべきときである。
　自民党は政権ぼけし過ぎている。
　村上新八

　東国原も橋下も地方分権の確立のために、躍起になっている。まるで地方分権が金科玉条のような感がある。
　しかし、補助金制度をやめ、財源を地方に委譲しても、それをきちんと、まともにと使うことができるのか。そのビジョンはあるのか。
　何か、分担金の不明瞭さや押し付けだけで頭にきて、言っているようにさえ感じる。
　むだな地方空港を造ったり、緊急患者輸送は高速道路しかないようなお粗末な発想をしたり、裏がねを組織的に造ったり、余計な手当てをいくつも職員給与に付けたり、談合も中央と変らず活発等など地方自治にもムダや浪費は沢山ある。
　地方自治にすれば、これらの弊害を一掃できるとも思われない。　地方の活性化は、道路を造ることだけではない。道路が出来たら即工場が来るというものでもない。第一、労働力がいないではないか。そのような問題を含めた、地方自治像と地方活性化のビジョンを示すことが先決ではないのか。
　村上新八

　衆院議員の任期が後２ヶ月と迫り、主要な法案も可決され、残りの任期中にやる仕事もなくなっている今になって、内閣と党執行部の人事を代えるという。
　これは、中身がなんにもなくて、表紙だけか代えるなものである。それで、国民の目に刷新感でも感じさせようというのであれぱ、大間違いである。
　国民の目には、「自民党も実績と政策では選挙に勝てる見込みが全くないから、せめて、表紙だけでも代えようとしいいるのだな。自民党も末期であると自認しているようなものだ」としか映らないであろう。
　民主党が幹事長に若い岡田を据えたから、その対抗上、枡添でも持ってこようとしているのだろうが、枡添も年金問題で、口先だけ調子のよいことを言ってはいるが、社保庁のちんたら業務は一向に改善されてはいないことから、せかせか歩き廻るだけの「口先野郎」と思われている実情なのだ。
　自民党は野に下がって１０年は冷や飯を食ったほうがよい。公明党は消えてなくったほうが良い政党である。
　村上新八

　ガザを支配するイスラム組織ハマスの在外指導者メシャ－ルがイスラエルのネタニヤフが提唱した和平条件を拒否した。このような結果になるであろうことは、ネタニヤフは当然予想していたはずである。
　その和平条件は、とても、パレスチナガ呑めるような条件ではなかったからである。
　つまり、ネタニヤフは、これまでの米政府と違って、オバマはイスラエル寄りではなく、公正な立場で中東問題解決に臨もうとしていることが分かって、中東問題を積極的に解決しようとする意志はあるのだ、という振りをして見せようとしに過ぎなかったのである。
　そうなることは、オバマも予想はしていたであろう。
　これで、喜ぶのはイランのフアマディネジャド大統領だけである。
　核兵器開発促進に気合いを掛け易くなったからである。
　村上新八

　鳩山総務相が西川日本郵政社長問題で更迭され、その後釜に座った佐藤総務相が、談合問題で指名停止や排除処分にされたりしていたいわく付きの土建企業から迂回献金を受けていたことが発覚した。「知らなかった」「不正は一切ない」「法に基づいてきちんと処理している」という弁明も小沢をはじめとして皆同じである。
　与謝野、渡邊に続いての発覚だ。まだまだ潜在しているこの手の案件は沢山あるのであろう。
　大体、政治献金などというものは、もらったら、「有難う」とその出所や経緯などは調べずに、即受け取るのが普通であろう。あれこれ調べる暇も資金的ゆとりもないはずだからである。
　逆に言えば、こういう「抜け穴だらけの法」を造ることが、不知の違反者を生むのである。
　それは「抜け穴」付きの法ほ意図的に造った自民党議員の自業自得というものである。
　村上新八

　毎日新聞のスク－プで、自民党の与謝野大臣、今は無所属の渡邊喜美議員までが、迂回政治献金の疑惑をすっぱ抜かれた。
　会社こそ違うが、小沢前民主党代表と全く同じパタ－ンであり、「全く迂回とは知らなかった」「陳情もないし、不正なことは一切やっていない」「政治資金の方に基づいてきちんと処理している」と言う二人の言い分も全く同じ、小沢とも同じである。それぞれの累計額も、５０００万円超、３０００万円超と金額も大きい。
　これは、総選挙には大きなマイナスで、特にポスト麻生の首相と目されている与謝野の件は痛手である。
　今の政治資金規制法では、永遠にこのような事案はなくならないであろう。
　これをなくすためには、民主党、社民党の言う通り、「企業、団体からの政治献金はすべて禁止」とするほかはない。
　村上新八

　２３日、来るべき総選挙の敗北予想に焦った古賀自民党選対委員長が、宮崎県知事として人気の高い、コメディアンの東国原を訪ねて、衆院出馬を要請した。
　これに対して、東国原は、二つの条件を出した。
１自分を自民党総裁候補として選挙選に臨むこと
２全国知事会で出している地方自治提案を一字一句違えずに、自民党の選挙マニフェストに載せること
　である。
　これには古賀も呆れて「お話は承っておきます」というだけで引き下がったという。
　これは、コメディアンらしい自民党へのおちょくりだと思うが、自民党も落ちたものである。
　この件は、自民党が今度の選挙では完全にギブアップを認めている証と選挙民は受け取るであろう。
　また、選挙に加点をしようとして、また、減点を加えたようなものである。
　村上新八

　アルカイダの幹部、ムスタフ・アブ・ヤジドが衛星テレビ、アルジャジ－ラとのインタビュ－のなかで、「核兵器は米国の手に渡らないように、イスラム戦士（シジャヒディン）が入手して、米国人に対して使用する」と語った、という。
　これは、以前から予想され、世界の最大の課題として危惧されてきたことである。
　本サイトでも再三注意を促してきた問題である。
　この危惧を解消するためには、アメリカとパキスタンが「核兵器管理に関する協定」を締結して、パキスタンの核関連の管理と防衛を共同で行なう以外にないのであろう。
　そのためには、アルカイダやタリバンに対する殲滅作戦も共同でやる必要が当然出てくるのだが、これん対してインド、中国、ロシアがどのような態度に出てくるかが問題である。
　村上新八

　日本郵政の次期所長問題で、実質的に更迭された鳩山前総務相が、麻生が、頼まれもしないのに、鳩山に送ってきた「次期日本郵政の主張候補リスト」の存在をばらした。
　この件について、自民党伊吹派の伊吹文明が、鳩山を非難している。
　「昔恋人にもらったラブレタ－をオ－クションに掛けるようなことは止めてもらいたい」と言うのだ。
　伊吹は、郵政社長問題について、「国民からみれば、鳩山の言い分のほうがストンと旨に落ちる」と鳩山を支持した男である。が、この男が、麻生の手紙の存在をばらしたことにクレ－ムをつけたのである。
　この手紙の存在によって、麻生がといかにぶれる男であるか、前言を覆して憚らないような男であることが、国民にもはっきり分かったのだ。
　これを押し隠して置くほうが、国民にとって好ましいとは言えない問題なのである。
　伊吹の意見は、現代では通用しない妄言である。
　村上新八
　

　ミサイル、核兵器の部品を積んでいるという疑惑を持たれている北朝鮮の船舶を２４時間体制で米軍が追跡している。
　現在は、東シナ海の中国沿岸をシンガポ－ルに向けて航行している同船舶を米イ－ジス艦が追尾している。
　国連安保理の決議では、この船を臨検するためには、船籍国の同意が必要とされているが、北朝鮮が同意するはずはあり得ない。
　それが分かっていて、追尾することも、全く無意味とは言えないが、米国のイ－ジス艦は、ただ目的地まで輸送するのを傍観しているだけではあるまい。
　一体どういう対応をするのか、非常に興味ある問題である。
　村上新八