ミサイル発射に対する今連安保理の「議長瀬声明」に反発して、北朝鮮は、ゴネ始めた。
　「６者協議には二度と出ない」「６者協議でのこれまでの合意にも一切拘束されない」「核施設は現状回復する」「使用済み核燃料棒の再処理を開始する」といった按配である。
　これは予想していた通りだ。
　中国は「それ見たことか、心配していた通りだ」「北朝鮮を刺激してはダメなのだ」と言うであろうが、どっちにしろ、北朝鮮が６者協議にしたがって核兵器や核開発を放棄するつもりなどは、初めからないのだ。北朝鮮は、６者協議を食糧、エネルギ－を詐取するための場として考えているのだ。
　そして、ゴネてみせれば、折れて譲歩してくるものだ、と、韓国を人質にして、中ロを背景に、たかを括っているのだ。
　北朝鮮を、こういう甘えの「ならず者国家」に仕立てたのは中国なのだが、それも中国の狙いなのだから、如何ともしがたい。
　オバマとヒラリ－に妙案はあるのだろうか。
　村上新八