１７日から東京で開催される、日本政府と世銀共済のパキスタン支援会議は、勢力を盛り返しているアフガンのテロを壊滅させるためには、パキスタン北西の部族地衣に巣くっているアルカイダ、タリバンを叩かない限り解決しないということから、パキスタンを全面支援しようという意図をもつものである。
　この会議を世界銀行と共催するのは、そのためにカネを世銀に出させるためである。
　議題は「貧困対策」から始められるというが、「貧困→テロ」という短絡的なものではなく、「貧困→子どもを学校にあげられない→無料の寄宿舎付きイスラム過激派学校へ上げる→テロ教育がなされる→テロ戦士予備兵が造られる→テロ戦士として補充される」という図式であることを十分認識した上での有効な「貧困対策」と「資金支援策」を打ち出すべきである。
　村上新八