北朝鮮のテレビニュ－スの女アナウンサ－の、肩肘張って、気張った喋り方は以前からであり、北朝鮮政府の強がりを象徴している感があった。
　が、最近の北朝鮮の報道は、「国連安保理の議長声明は絶対に容認しない」とか「二度と６者協議には出席しない」など激しい言葉使いがひどくなってきている。
　このことは、病気の金正日の衰弱がひどく、金正日帝国のしっかりした後継者がいるわけでもないので、下手をすると金帝国ともに、「先軍主義」で、飢餓に瀕している人民を踏みつけにして特権を貪ってきた軍体制も金帝国と一緒に崩壊する、という危機感が強くなっていることを意味しているのではないか。
　これに焦って「強がってみせている」というのが、最近の激しい報道姿勢の裏に隠れている真実ではないであろうか。
　村上新八