６者協議は何年やってきたであろうか。その間に米国は何回北朝鮮に騙されたであろうか。
　北朝鮮が核放棄なんかするはずはないと、初めから分かったのに、延々と時間稼ぎをされ、核放棄のジェスチュアに騙されて、軽水炉のカネを出したり、食糧、石油を供給したり、その挙句は、原爆実験やミサイル発射実験までやられて、まったく北朝鮮に振り回されっぱなしの何十年であった。
　今回の国連決議に対しても、北朝鮮は「断乎糾弾、排撃する」などと盗人猛々しい限りのことを言ったり、さらに「核放棄など絶対に、徹頭徹尾あり得ないことだ」と断言したのだ。「徹頭徹尾」とは６者協議の最初から終わるまで、ということなのだ。
　騙されたほうがバカなのである。
　こんな国は、抹殺するに如かずである。きれいごとを言っていてタメであることを、歴史が証明するのに時間は掛からないであう。
　村上新八