オバマ政権が把捉して７ヶ月に入った。政権発足７月時点での大統領支持率をみると、オバマ６０％、ブッシュ５９％、クリントン４０％で、ブッシュとの差は小差だが、オバマがトップである。
　オバマの「草の根」方針が奏功して、ホワイトハウスにはメ－ル、ＦＡＸ、手紙が毎日数通もくるというが、これを適切に処理し、きちんとした反応を示すことが、「草の根」を意地していく上で重要であろう。
　しかし、経済面では、たとえば失業率をとっても、１月の７％に対して７月は９％に跳ね上がっており、依然として対策効果は浸透していないことをうかがわせるが、これはやむを得ないであろう。
　外交面では、ブッシュの一国単独主義から対話と協調外交にが舵を切ったオバマだが、問題のイラン、北朝鮮との対話はそ糸口さえつかめていない。
　と言って、対話路線はオバマ外交の生命線だから、これを捨ててはならない。あらゆる機会を捉えて対話に持ち込む努力が必要である。
　村上新八