日本のハブ空港の一つを目指して建設された関西国際空港の予算要求１５０億円が事業仕分けの結果凍結された。近隣の神戸、大阪との機能分担を明確にしてから決める、ということである。
　この１５０億円は、建設非１兆５千億円の利子補給であるが２１年度が９０億円であったものが、採算の悪化で１．７倍にも増えたものである。
　この空港の計画時には年間２０万回の離発着の予想が、半分程度にしかならず、それ以来弱含みで推移しているのだから、計画時の需要予測の誤りなどということは出来ない。
　こなんことでは、とても日本のハブ空港などになれる見込みはない。
　普通の需要予測なら、その誤差はせいぜい１０％くらいである。これは需要予測の数値ではなく、建設費から、逆算して、それをペイできる需要数を弾いた値になのであろう。そうでなけれぎ、こんなに大きく、予測が外れるはずはないのである。
　ずる賢い役人のいつものやり方なのだ。
　村上新八