鳩山は、マニフェスト、連立与党、、政府合意、小沢一郎、沖縄県民、米国等などいろいろなところに気を使って、様々な論議に取り巻かれながら、熟慮、熟慮で、先延ばしばかりだが、顔色一つ変えずに「最後は私が決めます」という言葉だけは、冷静、明確に言う。
　様々な論議がでるのは、政治的決断に至るプロセスを密室でなく、オ－プンにしている証拠である、という好意的に解釈する意見もあるが、鳩山自身の考えを全く喋らないのは、不気味でさえある。ぶら下がり記者の質問も、さらっとかわす姿は自信ありげではあるが、宇宙人特有の姿勢なのかも知れない。
　一切合財引き受け、飲み込む「ブラック・ホ－ルさながらである。飲み込んだら最後、何も出てこないでは困るのだ。
　この男の脳は一体どうなっているのであろうか。
　村上新八