小沢の土地購入資金問題で、世論調査でも小沢は幹事長を辞任すべし、という意見が７０－８０％を占めている。
　検察の任意聴取要求にも応じようとせず、３人の元秘書や元会計責任者で衆院議員の石川が逮捕され、ことの経緯は、不自然極まることだらけ、というのに、小沢は、怒って、「断乎として検察と戦う」というだけ、国民を納得させるに足る説明は何もしていない。
　小沢は、田中、金丸などカネまみれの修羅場を知りつくしてきた男である。
　だから、今度の事件がゼネコンの裏カネだとしても、こんな間抜け極まるやり方をするはずはないのだ。
　しかし、検察が想定しているようなことが事実だとすれば、秘書が小沢の歓心を買おうと、下手な工作をしていたことを小沢は知らなかったのであろう。そうでなければ、あれだけの「怒り」は見せなかったであろうからである。小沢にそんな演技力があるとは思えないのだ。
　しかし、小沢が知らなかったとしても、そのようなことを容認する田中角栄的ＤＮＡが「陸山会」には牢固として残存していたのであろう。
　それはすべて、陸山会長である小沢の責任である。小沢は潔く辞任すべきである。
　村上新八