政治課題は山積している。２２年度本予算、景気の回復、医療問題、マニフェスト実施の財源確保、普天間基地の移転問題、公務員制度改革、財政再建の長期計画などなど、国民生活に直結する問題の審議と、施策の実施を急がねばなない。
　この時期に、攻め手のない自民党は、鳩山、小沢の二人の民主党トップの「政治とカネ」問題に執拗に食い下がって、時間をムダにしている。これをはやく決着させねばならない。
　そのためには、次の二つのことをゆるべきである。
１小沢は、ゼネコン水谷建設から、０４年末から０５年春にかけて、胆沢ダム工事関連で５千万つづ２会の資金を提供されているというが、この事実の存否をはっきりさせること。
　そのためには、水谷建設の関係者を、国会に証人として呼べはよい。その結果によっては、小沢は、幹事長を辞任することである。
２鳩山は、実母から７年間、月１５００万の資金提供を受けていたが、これを全く知らなかったと云うが、その資金提供が、どのような経路で鳩山側に流れたのか、それを明らかにすることである。
　この二つがはっきリすれば、この問題は決着することになろう。
　一日も早くこれを実行して、国会審議を正常に戻すべきである。
　村上新八