台湾の国民党馬政権の支持率は、低落し、２０％台となり、最近の地方補選では野党の民進党が連勝している。
　これは、馬政権の中国寄り政策にた対する国民の牽制であると思う。
　最近の世論調査でも、自らを「台湾人だ」という答えが６５％
を占め、「中国人だ」１２％を大きく上廻っている。
　また、中台関係については、「永遠に現状維持」「現状維持」が６３％を占め、「現状維持後に独立」の１７％を含めると８割にのぼる。
　このことは、民主主義の良さを知った台湾人が、経済面では中国を活用しながらも、自由と民主政治を維持していこうという意識の現われであり、健全かつ賢明な選択であると思う。
　その後ろ盾になっているのがアメリカと日本であろうが、この関係は維持し続けてゆくべきものであると考える。
　村上新八