北朝鮮は、またまた、６者協議に前向きの姿勢をしめしているという。
　昨年４月に６者協議からの脱退表明して以来初めてである。
　金正日は、デノミの失敗で、高騰した食糧を配給制に戻したが、この制度を正常に機能させるために必要な量の食糧支援要請のために中国訪問を予定している。
　これを前にして、６者協議の議長国である中国の顔を立てようとするためのジェスチュアであると思う。これは北朝鮮の常套手段だ。
　中国は、これを機に、６種協議で望む北朝鮮への具体的な期待をはっきりさせて、北朝鮮がそれを完全に履行したことが確認されることを条件に、食糧支援の要請に応じるへきである。そうしないと、またまた食糧を騙しとられることになりかねないのだ。
　いつもの常套手段に、常套的に騙される愚を繰り返すな。
　村上新八