国連安保理がアランの濃縮を継続しているイランに対して追加制裁決議案を採択したことについて、イランのアハマディネジャド大統領をこれを拒否した。
　「追加制裁決議などは、はなをかんだ後のちり紙のように、ゴミ箱に捨てるしかない」と豪語さえしている。
　こんなことは想定内のことであるが、拒否しても、追加制裁の効果には変わりはないのだから、拒否したという姿勢を示しただのことに過ぎない。
　これに対して、イランと敵対関係にあるイスラエルのネタニヤフ首相は「前向きな一歩だ」と歓迎している。
　しかし、イスラエルは、自国では隠れ核兵器を所有しながら、ＮＰＴ(核不拡散条約)にも加盟せず、アメリカの後ろ盾でそ知らぬ顔をしているのだ。
　この厚顔無恥なイスラエルに対するアメリカのダブルスタンダ－ドを何とか公正な形にしないと、イランの制裁もパンチが効かない。
　村上新八