与党は参院選を急ぎ過ぎている感がある。
　菅総理は、参院選を少し延ばして、予算委で自分をＰＲしてから、と思っていた節があるが、参院の改選議員の「早く、早く圧力」に負けたようだ。
　改選議員の焦りも分からないではない。
　小鳩シンドロ－ムが大きすぎたのである。鳩山内閣の支持率が２０％までジリ貧化し、止めどがない状況になっていたところで、小鳩辞任、菅内閣誕生で一気に６０％台までＶ字回復したのだから、「鉄は熱いうちに打て」とばかりに参院選を急ぐ気持に駆られたのであろう。
　そのお陰で、「小鳩隠し選挙」とか「逃げ廻り選挙」などと野党からケチをつけられるのだ。
　こうなれば、小鳩シンドロ－ムは、政策論争で乗り越えるしかあるまい。
　村上新八