菅が参院改選議員任期満了後、はじめて立った街頭演説では、消費税には一言もふれずじまいであったという。
　増税の話は、選挙演説にはタブ－だから、避けたのだろうと、非難めいた報道もある。
　政治家だから、その点の配慮はあったのかもしれない。
　が、ＧＤＰの１８５％借金を抱えている国は他にないし、ギリシャみたいになったから、大変だ。
　このままでは借金は増える一方であり、税の自然増が期待できないなかでは、増税は避けては通れないのだ。
　そこで、菅は、消費税論議はタブ－としないで、超党派でやろう、と提案はしたが、何時実施するかまでは決めていないし、新しい消費税案ができたら、総選挙で国民の賛否の判断を仰いでから実施を決める、と言っているのだ。
　その段階で、「消費税」を声だかに触れて廻る政治家はいないはずである。バカな非難は程ほどにだ。
　村上新八