５日に沖縄での、米軍借用地の一部返還の式に出席する菅長官と翁長知事との会談が予定されている。
　菅は、危険性の高い普天間基地移動の必要性を強調し、翁長は、辺野古への基地移転の反対民意を強調するという平行線の会談に終わるであろう。
　そんなことはお互いに分かり切っているのだ。翁長にしてみれば県移転が最も望ましいのだが、他県ではどこも引き受けてはない。
　米軍基地、火葬場、原発の放射性廃棄物の捨て場の三つはどこでもNOなのだ。
　このままでは、沖縄の米軍基地は永久化されるであろう。それは沖縄にはあまりにも気の毒過ぎる。
　この問題を抜本的に解決するためには、日米中韓の四ヶ国で安全保障条約締結して、米軍に基地撤退を求めるしかあるまい。その努力を約束すれば一番納得性があると思う。
　積極的平和主義の外交は本来そうあるべきだと思うが。
　村上新八