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from: consolationsさん
2011年10月24日 18時52分29秒
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イタリアのハロルド:ベルリオーズ ヴィオラ独奏を伴う交響曲
私は、ベルリオーズの幻想交響曲については、デュトワ指揮・モントリオール交響楽団で、よく聞いています。今日も発熱が収まらず、朝から内科に行き、浮ついた頭
私は、ベルリオーズの幻想交響曲については、デュトワ指揮・モントリオール交響楽団で、よく聞いています。
今日も発熱が収まらず、朝から内科に行き、浮ついた頭で幻想交響曲を聴いておりました。
特に風邪のときは、顔も疲れているのか、PCの正面カメラから映し出される自分の顔を見ていると、コレ本当に自分かと疑いたくなります。
ボサボサ頭に、野暮ったい眼鏡をかけ、まあ自分なのですけど。
ベルリオーズのほかの作品もないかと探していますが、なかなか幻想交響曲と肩を並べる作品はありません。
1833年、パガニーニは、幻想交響曲を聴き感激し、所有しているストラディヴァリウスのヴィオラのための協奏曲を書いてくれるよう、ベルリオーズに依頼しますが、しかし第1楽章を見てがっかりします。
いったん、二人物別れになったのです。
この作品を下地に作曲を続けて完成させた曲がイタリアのハロルドです。
http://www.youtube.com/watch?v=_8kelaFxfb8
バーンスタインの指揮です。
ベルリオーズは1831年からローマに滞在した間しばしば、山歩きを楽しみました。その時の印象に基づき、ヴィオラ・パートを書き上げ、ときに愛読していたバイロンの「チャイルド・ハロルドの遍歴」に書かれている様子をこの「イタリアのハロルド」で表現しようとしたのです。
話の内容は、恋人に裏切られたハロルドが、イタリアの山中を放浪したあげくに山賊との戦いに敗れ命を落とすというもの
1834年に完成し、パリ音楽院講堂で、ヴィオラ独奏者 ユルアン、ジラールの指揮で、大成功を収めました。
4年後の1838年パガニーニは、この曲を聴き感動し、2万フランを贈り、ベルリオーズは劇的交響曲「ロミオとジュリエット」をパガニーニに捧げました。
第1楽章 山の中のハロルド、哀愁、幸福と歓喜の情景
ハロルドの心の明るい部分と暗い部分が交錯したアダージョ序奏に続いて、独奏ヴィオラがハロルドの主題を奏でます。
第2楽章 夕べを祈りを歌う巡礼の行進
巡礼の行列が山の寺院に立ち寄り讃美歌を歌う様子。
第3楽章 アブルッツオの山人が恋人に捧げるセレナーデ
スケルツオ楽章に相当。田園風のセレナーデ
第4楽章 山賊の饗宴、前の情景の回顧
狂乱の宴の様子が描かれています。恋人に裏切られ自暴自棄になったハロルドが山賊の宴に加わり、最後は亡くなるという話。
ベルリオーズ自身裏切った恋人に復讐しようとパリに向かい、結局あきらめたというエピソードもあることから、
自身を投影させた作品です。
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from: consolationsさん
2011年10月26日 20時00分04秒
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「バーンスタイン 聴き手として思うこと」
こんばんは
バーンスタインは不思議な指揮者であると思います。
たとえば、ロシアものならロシアの血が騒ぐ演奏とか世にあります。
ムラヴィンスキーなど
同じくフィンランドのシベリウスの交響曲なら、より北欧ぽさがでているもの、オッコ・カムの指揮がそれにあたります。
バーンスタインの、ショスタコーヴィッチの棒は、録音されたものを聴いても、眼前に迫る勢い、明確さがあり、
シベリウスでも、透明度の高い演奏です。
どの作品でも大枠をとらえ、純度の高い演奏を聞かせる指揮者
バーンスタイン。
カラヤンでさえ、シベリウスでは、重々しく、戦車のように聞こえる時があります。
バーンスタインは、作曲家でもあったので、嗅覚が優れているのでしょうか。感覚に訴えかけてきます。
スーパースターです。よくいえば孤高。でもひとりぼっちの印象はない。なんでも振れる指揮者です。
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