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クラッシック音楽 友の会

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  • from: consolationsさん

    2012年09月30日 21時23分45秒

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    ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調  民族的な旋律美と巧みな楽器法

     昨日、土曜日は、一週間の疲れが頂点に達し、朝の目覚めから1時間後には再度、疲労のため寝て、起きたのが昼14時、
     16時からまたまた寝て19時に起きて、一日寝っぱなしの一日でした。

     今日は、昨日休養した分、なんとか立ち上がるが出来、夕方からは、CDの整理に2時間かかりました。
     分類は、古典派交響曲から始まり、ロマン派以降の作曲家別、
    続いて管弦楽曲を国別、
     普段は聴かないショスタコービッチ・マーラーのCDが思いのほか多く、棚には収まらず、ショスタコービッチを電子ピアノの下の物置においたらちょうど埋まり、マーラーを別の棚に移し、約50センチ分。

     一番ウェイトを占めたのがシューベルトのピアノソナタで、テレビ上の棚1メートル分でした。、
     シューベルトのピアノソナタには、特別な思い入れがあり、ケンプ と シフのソナタ全集を始め、ブレンデル・アファナシェフ・内田光子という具合にお店の棚のようでした。

    久しぶりに、今住んでいる家にある、全CDを並び直したら、それは、2時間はかかります。

     兵庫県の実家には、まだこの家の4倍以上おいてきているので、この趣味に出会っていなかったら、小金が貯まっていたでしょう。

     しかし、どれもこれも思い入れの深いCDレコードですが、やはり記憶違いの同じ内容の2枚買いが、11組出てきました。

     封を開けてないCDが30枚くらいありましたので、仕方のないことです。


     さて、整理をすると思いがけないCDに巡り合えました。
    封を切っていなかった
    アルトゥール・シュナーベルがピアノを受け持ち、プロ・アルテ弦楽四重奏団によるドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 を取り出し、夕方から聴いています。

     この曲は、今日初めて聞く曲ですが、思いのほかの名曲でしたので、
    紹介したいと思います。

     ドヴォルザークによるピアノ五重奏曲は、もう一つ初期の同じ調性による作品があるので、この曲は、「ピアノ五重奏曲第2番」とも呼ばれています。
     
     作曲は1887年に2か月をかけて作曲され、初演は翌年1888年プラハで行われ、ドヴォルザーク46歳の時の円熟味にあふれた作品です。

    曲は4楽章で、

    第1楽章は、チェロが奏でる豊かな音色が印象的な第1主題と、ヴィオラによる第2主題が、展開されるソナタ形式

    第2楽章、ドゥムカの調べがヴィオラにより奏でられます

    第3楽章 ボヘミア民族舞踊フリアントによるスケルツオ

    第4楽章 哀愁をおびた民族調の2主題が、種々のパターンで奏でられる舞曲風のフィナーレ


    プロ・アルテ弦楽四重奏団は、ベルギーで結成されたカルテットで、4人がブリュッセル音楽院の出身です。

     
     ピアニスト アルトゥール・シュナーベルは、1882年ポーランドで生まれの世紀の巨匠と呼ばれた人です。
     
     シュナーベルは、技術面で、テクニシャンとは言えない一面もありましたが、(当時のフィッシャーと同様に…)
     音楽を構成する能力と、聴いていてぬくもりを感じさせる情感にずば抜けた才能があり、巨匠と呼ばれた由縁です。

     今聴いている1934年の古い録音からでも聞き取れることが出来ます。

     
    室内楽曲のコメントを書くのは、やや難しい・気乗りしないと思うときが多いですが、今日は、スラスラと書けました。

     ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 …  隠れた名曲です。

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  • from: マジックバトンさん

    2012年09月29日 06時53分20秒

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    リムスキーコルサコフ:『金鶏』

    おはようございます。

    移動中の車の中で、ジンマンの『サルタン皇帝の物語』と『金鶏』がカップリングされたCDを聴いています。

    『金鶏』を聴いていると、レスピーギの『シバの女王』?に似ているなと思わされます。ただ、『金鶏』の方が楽しいお話なのでしょうね。カラフルな絵本のページをめくるような感じを受けます。



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  • from: consolationsさん

    2012年09月27日 22時50分27秒

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    ストラヴィンスキー バレエ音楽「妖精の口づけ」からディヴェルティメント チャイコフスキー作品を素材にした「新古典時代」

    朝起きたら、しんどかったですが、気持ちを奮い立たせて出社、何とか仕事をこなせた一日でした。

    ある案件2つを全社の担当者にメール送信するのが、メインでしたが、
    「果たして、論理的な文章か? 分かりやすく簡潔か?」を念頭に、
    送信前に、先輩社員に、「してもらうことの依頼内容2件を、時系列で並べた方が良い」とのアドヴァイスをいただき、

     「エイ」 とばかりに、送信ボタンを押しました。 

     押した瞬間、今日の仕事は終わりました。
    果たして、うまく伝わっているでしょうか、明日の追加フォローも必要ですね。 


     ストラヴィンスキーは、舞踏家イダ・ルビンシテインから、バレエ作品作曲の依頼を受けました。

     その際共通の友人であったアレクサンドル・ブノワは、ある一つの提案をします。

     『チャイコフスキーへの賛歌』として作品を創る という提案でした。

     ストラヴィンスキーは、チャイコフスキーの作品「16の子供の歌」の「嵐の日の子守歌」から主要動機を取り入れ、
    チャイコフスキー風にオーケストレーションすることで、1928年に、4場の諷刺的バレエ音楽「妖精の口づけ」を完成させました。

    アンデルセンの童話「雪の妖精」に基いており、
    冬のアルプスを行く母親と幼児の前に雪の妖精が現れ、子供に死の口づけを与えます。母親は亡くなりますが、子供は救われるという 内容です。


     ストラヴィンスキー自身の言葉では、
    「作曲の目的がチャイコフスキー没後35年を記念するというものであったとすれば、
    この物語のテーマは、それにふさわしいものに思えた。
    詩神は、チャイコフスキーの上に運命的な接吻を与えた。
    そして、刻印は偉大な芸術家チャイコフスキーのいかなる作品にも認められるのである。」

    スコアには「チャイコフスキーの詩想に霊感を得た4場の諷刺的バレエ音楽」と表紙にも記載されています。

    また、ストラヴィンスキーは、バレエの初演後に演奏会用の組曲を編みました。
    今、その組曲 バレエ音楽「妖精の口づけ」からディヴェルティメントを、ヴァンデルノート指揮 フィルハーモニア管弦楽団による演奏で聴いています。

    4つの楽章から構成されているのも「新古典派主義」をねらったものといえるでしょう。

     ベルギー出身の、1951年ブザンソン国際指揮者コンクールで入賞という経歴を持つ ヴァンデルノート。

    ヴァンデルノートの音楽づくりは、華美ではなく、真に音楽と見つめあう中から、音楽を創りだすという姿勢を感じることが出来ます。


    明日も元気で起きられ、元気に勤務できますように…
     

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  • from: consolationsさん

    2012年09月26日 20時51分19秒

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    「リヒテルの弾くシューマンの「フーガ」」
    ぺぇたぁさん こんばんは。

    コメントありがとうございます。

    > 僕はセルジウ・ルカというヴァイオリニストは
    > 知らなかったのですが、

    私もルカというヴァイオリニストについては、CDを購入するまでまったく知りませんでした。

    しかし、知らずに買ってみて愛聴するCDと、話題先行で期待外れのCD音楽はやはりあるものですね。

    今シューマンのピアノ曲を聴いています。

    それもシューマンが書いた「フーガ」

    シューマン「4つのフーガ 作品72」

    シューマン45歳の時の作品です。対位法の研究に熱心に取り組んでいた時期の作品です。

     シューマン自身当時、心身ともに体調を崩し、それを精神面での不振をそらそう・何かに打ち込まそうと、対位法について 妻クララが、さそった成果が反映されていると言われる曲です。

     もし曲だけ聞いたら、シューマンの作曲だとは、ほぼ気づきません。

    リヒテルが弾くこのシューマンのピアノ小品集は、「聴いて当たり」
    のCDでした。

     給料の大半を注ぐCD漁りは、収集の楽しみです。
    いい曲に巡り合える時ほど、うれしいときはありませんからね。

     

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  • from: ぺぇたぁさん

    2012年09月26日 20時20分14秒

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    「Re:バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ フランス風 小宇宙の響き セルジウ・ルカ」
    こんばんは。ぺぇたぁです。
    ご紹介までいただいてありがとうございます。
    これからよろしくお願いします。

    僕はセルジウ・ルカというヴァイオリニストは
    知らなかったのですが、
    気になってYouTubeを探してChaconneを聴きました。

    おっしゃるとおり、深い音色の心に響く演奏でした。
    すばらしい音楽に出会えました。
    ありがとうございました。

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  • from: consolationsさん

    2012年09月24日 22時28分30秒

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    バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ フランス風 小宇宙の響き セルジウ・ルカ

     昨日は、寝たきりでなく、公園へ散歩に行くというリハビリが功を成し、
    今日の会社勤務は体調面で綱渡りながらも、また途中15分ほど外出し、外で深呼吸した効果が出たのか、何とか一日勤務できました。

    その際、先輩社員が散歩一呼吸につきあっていただき、心から感謝しています。


    同じ◆ブログ村◆で、「mondnacht」というブログを開設している ぺぇたぁさん の記事をずっと読んでいます。とても表現が豊かで、まだお若いのに、造詣が深く楽しく読ましていただいています。

     ぺぇたぁさんのバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの記事に触発され、今、ルーマニアのヴァイオリニスト
     セルジウ・ルカの演奏を聴いています。



     バッハは1714年以降、ヴァイマルから家族と共にケーテンに移り住みます。その地位で、あこがれのカペルマイスター(楽長)の地位を得ます。

    それまで従来、教会音楽に向けられていた作曲を、別の器楽の方向に向けられるようになったのです。

     (カルヴァン派 改革派の教会では、改革派の詩編の旋律をそのまま歌い、飾って歌うことはなかったからです。)

    またバッハにとって幸いなことは、ケーテンの領主レオポルト公がヴァイオラ・ダ・ガンバ奏者でもあった音楽愛好家でもありました。

     こうした状況下、レオポルト公に仕えながら、多くの室内楽曲(ブランデンブルグ協奏曲)や
    無伴奏器楽(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ)を作曲する機会を得たのです。



    現存する自筆譜には、「1720年」と記されています。

    このプロイセン財団に現存する自筆譜のタイトルページから今の我々に多くの謎を投げかけてきます。


    ① それは、自筆譜面の表紙に「第1巻」と記されていることです。


    ? 昔は「第2巻」?も存在した可能性があったかもしれません。

     
    ② また、この「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」は第1番から第6番まで、6曲存在しているのですが、

     自筆譜の表紙の一番上には、 6つのソロ と 記せばいいものを、
    「6つのソロ ―」とあたかもその後に何かの言葉が続くかのような意味深な 棒線がそえられていること。


    興味深いですね。ヴァイオリン一本から、その大きな広がりを表現する小宇宙のような作品集の中でも、

    白眉なのが、第2番の5曲目シャコンヌです。変奏曲形式による舞曲から、これほどまでの深い響きを創りだせるでしょうか?


    今聴いている、
    1943年生まれのセルジウ・ルカによる「シャコンヌ」は、音色が深く・寂しい(さびしい)感じで心に響きます。


     同年齢のクレーメル、パールマンのような表舞台に立つことはなかった人生でしたが(67歳で他界)、
    ルカは、誰よりも早く古楽演奏に関心を示した演奏家でした。

    有名な シギスヴァルト・クイケンに先立つこと4年前の1977年に、ピリオド楽器による録音を残しました。

    古楽演奏における反復時の即興的装飾など、独自の視点から分析した様子をうかがい知ることが出来ます。


    CDライナーノーツには、ルカによる考察が記されており、その思い入れを、文章でも楽しむことが出来ます。



    今日は、ぺぇたぁさんの記事(イザベル・ファウストの演奏について)がきっかけとなって、帰宅後、心からくつろいで、ルカの演奏を聴きながら、書いています。


    明日も元気に起きれると良いです。


    アクセス数、71万 を超えました。いつもお読みいただきありがとうございます。
    うれしくも ぺぇたぁさん という仲間もでき、今後も楽しい記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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  • from: マジックバトンさん

    2012年09月22日 06時45分33秒

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    「Re:ブルックナー:交響曲第2番 「休止交響曲?」」
    おはようございます。

    ブルックナーの2番(77年のやつ?)を聴いています。
    短い同じフレーズの積み重なりが多いことと、強奏部の響きに重厚感があることが特徴ですかね。

    『和声法』『対位法』を勉強する必要が出てきます。
     [Wikiでも『対位法』、はじめて読みました・・・(^^;)。]

    変に響きに重厚感があるので、0か1か(音が鳴っていないか、鳴っているか)に感じてしまう。

    プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』のような弱奏部のシンプルな構成の音の薄さ、といいますかそんなものがほしいなと思いました。

    ベートーベンとワーグナーも聴きたりない私ですので、それらをより深く聴いた後は、また印象が変わってくるでしょうね。

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  • from: マジックバトンさん

    2012年09月20日 05時10分05秒

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    「Re:メキシコの作曲家 レブエルタス:センマーヤ 一線を画したリズム作品」
    こんばんは。

    センセマヤ、リズムが独特の曲です。

    蛇殺しの唄という、ニコラス・ギレンの詩に基づいて作られた曲とありました。ギレンの詩は英語版のWikiで確認できます。

    蛇殺し、という行為そのものが自分の中でイメージできなかったのでマヤ文明と蛇の関係について検索していました。


    古代マヤの謎 第4話<GA Site>
    http://www.gasite.org/library/maya/index04.html

    蛇が神さまなんですね。


    マヤ 食文化とかで検索しても蛇を食べる習慣は検索した限りでは見つかりませんでした。


    英語版のWikiで何回かに分けて翻訳させた限りでは、蛇を捕まえるのは生贄のためであり、そのための儀式が曲になっているようです。

    変則的な拍子は緊張感を生みます。
    蛇と対峙する緊張もこの上ない・・。(私も蛇は苦手で・・。)

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  • from: consolationsさん

    2012年09月19日 22時34分36秒

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    メキシコの作曲家 レブエルタス:センマーヤ 一線を画したリズム作品

    メキシコの作曲家 ヴァイオリニストでもあった シルベストレ・レブエルタスの「センセマーヤ」1938年の作品で、コロンブス以前のマヤ・アステカ文明の香りが漂う音楽です。

    曲のもとになったオリジナルは、ニコラス・ギランの詩による合唱曲で、「蛇を殺す歌」つまり恐怖が題材になっています。

     だから曲調も、ダンダン ダダダンというイメージの曲ですが、無名の作曲家でしたが、最近、指揮者ドゥダメルが指揮したCDが出て知られるようになりました。

    シルベストレ・レブエルタスは、41歳の若さで1940年に亡くなりましたが、過度の飲酒癖が一因ともいわれています。

    彼は、
    「私はどんな音楽でも好む。クラシックや自作も演奏するが、故郷メキシコの町中で聞こえる音楽が一番好き」と述懐しています。

    形骸化したヨーロッパのクラシック音楽を打破するような意欲を感じながらも、
    音楽を聴いていて感じることは、恐怖である死を茶化しているような気がします。それは独特のリズムという要素で強烈に皮肉っている音楽からも感じ取られます。

    彼は死の間際のことばです。「私の人生は終わった。後の問題は世間に作品を知ってもらうことだ。そのときはきっとくるだろう」


    別の言い方をすれば、古代ラテン世界における春の祭典ですね。


    今回は、メキシコの レブエルタスという作曲家を知ってもらおうと思って書きました。

     ---
    私の体調は、やや回復傾向、何かしよう、ブログを書こうという気が起きていますので、

    ----
    話は変わりますが、虹というのは二重にできるものなのですね。
    知り合いから送られてきたので紹介します。


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  • from: consolationsさん

    2012年09月19日 21時10分24秒

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    ブルックナー:交響曲第2番 「休止交響曲?」

    昨夜は、朝5時まで眠れませんでした。部屋の中をごそごそしたり、CDの陳列棚を眺めたたりしてたら、会社に行く準備をする2時間前になって、横になったら2時間だけ眠れました。

     ところが、今日は、いつものような気だるさがなく、比較的快調に仕事に取り組めました。
     上司から健康の自己管理をするよう言われていますが、はっきり言って、よく眠った日でも朝、うなだれていたり、またその逆であったり、自分ではコントロールできません。。
    自己管理の範疇を超えています。朝も全然しんどくなく、さっさ歩いて会社に行けました。

    また、会議の際の、資料を変えていくパソコン操作も素早くでき、「今日は70点くらいかな」と思っています。
    5点くらいの日もあるのですがね…


     マーラーの交響曲は聴けば、第何番の何楽章とすぐ分かるのですが、ブルックナーだけは、ブルックナーの曲と分かるだけでさっぱりわかりません。

    さて、
    1868年、日本でいえば明治元年の年、ブルックナーは、ウィーン音楽院の職を得ました。

    この職にありつくよう手配してくれたのが、ヘルベックという人でした。ヘルベックはブルックナーのオルガンの試験の際、その才能に惚れこんでブルックナーを推薦しました。

    第2番交響曲は、1871年から作曲を始め、あくる年完成しました。

    ブルックナーはウィーンフィルに演奏を依頼しましたが、指揮者オットー・デソフは長すぎるとして、取り上げませんでした。

    しかし、演奏を一部省略短縮して、ブルックナーの指揮で、1873年ウィーンフィルで演奏されました。

    その時の評判は賛否両論で、ハンスリックは、「すばらしい、意味のある細部描写」と述べ、

    一方「ワグナーの楽隊車に飛び乗ったようだ」との批判もありました。

    この後、1877年にかけて、第2稿として、作品全体を改訂します。
    その後も、改訂を繰り返し、すべてのブルックナーの作品と同様、版の問題を抱えています。

     問題とは、「真実」の版のことです。広大な響きと折り重なるような特徴を持つ楽器構成のブルックナーの音楽は、なかなか私自身、理解できない、単にBGMとして流すなら聴けるのですが、交響曲全部が同じ響きに聞えるからです。

    特に第1楽章では、総休符の小節が多いことからも「休止交響曲」とも呼ばれています。

    ショルティの指揮、シカゴ交響楽団によるCDを聴いています。
    強力に音を鳴らすのではなく、しなやかな演奏だと思います。しなやかでありながらも、れきぜんたる音響世界を構築しています。

    なんというのか、音のがらんどうを聴いている気がします。



    ブルックナーの本も買ったのでじっくり読んでみようと思っています。

    ーーーー
    街を歩いていたら面白い工事道具があったので紹介します。カエルの置物です。

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