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  • from: consolationsさん

    2009年07月17日 00時47分21秒

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    ヴェートーベン 28、29 「ハンマークラヴィーア」

    28番
     第2楽章が雄大なイメージで展開されます。全体を通して、一般的に通好みしそうな曲です。
     第3楽章も、よどみなく、流れる感じです


    29番「ハンマークラヴィーア」
     要は、ピアノフォルテのためのソナタという、当たり前のことを、ドイツ語で、ハンマークラヴィーアと言っているだけです。

    規模の大きなソナタです。
    のこり3曲30,31,32の後期3大ソナタを予感させる壮大なソナタです。
    ピアニストにとっては、大変な曲ですが、聴く側からは、音楽に身を委ねれば十分だと思います。
    第1楽章から、大きく響きます。第2,3楽章へとは、よどみなく移行します。構成が素晴らしいからだと思います。

     第2楽章は、やや内省的な音楽です。しっかりと歩みを進めるイメージです。
    第3楽章は、美しい調べの曲です。17分ほどありますが、冗長には感じません、まさに、うっとり聴けます。
     第4楽章 静かに始まり、すぐに明るく、そして激しく、あらゆる要素が詰まってはいますが、有機的に統合され、素晴らしい音楽です。
     とはいえ、私自身、こんなにも、ハンマークラヴィーアの第4楽章を、まじめに聴いたことがなかったので、上記記載は、あくまで、第1印象に近い率直な感想です。もっと聴きこめば、また見えてくるものがあると思います。


    ↑これだけ書くのに4回聴きました。あるピアニストが、ハンマークラヴィーアを弾くのは、エベレストに登るようなものだと言っていましたが、普段聴いていないので、やはり、聴くだけでも、エネルギーがいりました。

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