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  • from: consolationsさん

    2009年08月12日 08時39分04秒

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    マーラー 交響曲第7番 「夜の歌」…マニア受けする曲

     第7番は、全交響曲のなかでも、一番、マーラーらしさが出ていて、マーラー自身も作品の変遷を意識したのではないかと思います。

    第5、6,7番は、声楽が入っていないので、「純器楽3部作」ともいわれています。

     これまでの交響曲では、音がむき出しとか、それはそれで大いに、マーラー作品の魅力でしたが、
     第7番は、「緻密で、音に色があり、それが変幻する」というのが全体を通しての印象です。

    全5楽章からなり、第2、4楽章に、夜の歌が挟み込まれています。


    第1楽章 序奏では、テノール・ホルンが、夜のなまめかしさ、を行進曲風のリズムで奏でます。

    第2楽章 (夜の歌)この楽章の曲は、レンブラントの名画「夜警」に霊感を得て書かれたといわれていますが、(ライナーノーツより)、私には、絵と音楽とのつながりは、見い出せません。

    第3楽章 「影のように」と演奏の指示があります。何の影でしょうかね?
    そもそも影は、光がないと存在しません。昼間なら、影は明らかにありますが、この「夜の歌」に影が出てくることは、マーラーは月夜を想定して作曲したのでは?と思いがめぐります。

    第4楽章 (夜の歌)ギターとマンドリンが「夜曲」の響きを奏でます。

    第5楽章  一貫して、高らかな鳴り響く明るい曲調です。

    夜の歌を聴いての感想:「夜」は、真っ暗闇で怖いということをマーラーは、意図したのではなく、昼間と違って、神秘的で、感性が研ぎ澄まされるという ことをいいたかったように思います。特に、月夜の晩は。

    ――
    バーンスタイン指揮 ニューヨークフィルハーモニック
    サイモン・ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団、を聴きながら書きました。

    ラトルのCDは、発売日に買った記憶があり、発売年をみると、1992年なのです。
    まだ、ベルリンフィルを率いていなかった頃でしたが、
    当時からラトルの評価は高く、イギリスの地方都市、バーミンガム市交響楽団を、世界的水準まで高めた、すごい若手指揮者がいると話題でした。
    今は、サー・サイモン・ラトルです。

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