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  • from: consolationsさん

    2009年10月09日 02時01分22秒

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    レスピーギ 「ローマの松」・・・ガツディの指揮

    「ローマ3部作」の頂点をなす曲で、「噴水」から8年後、45歳、音楽院の院長時に書かれました。先生である、リムスキー・コルサコフの影響が、特に第1楽章に見られます。

    1.「ボルジア荘の松」 
    17世紀に造園された名園で、遊ぶ人たちを描写した音楽です。
    強烈な強奏で始まります。あまり、上記描写は感じません。けたたましいほどのインパクトある曲です。

    2.「カタコーム(地下の墓地)付近の松」
      ローマには、キリスト教が迫害を受けた時期の遺跡として残っています。
     弱音器をつけた低音弦に、ホルンがグレゴリア聖歌を奏でます。暗い墓地からの祈り風の音楽です。
     あまり「松」とは関係ない気がします。

    3.「ジャニコロの松」 
     ピアノ独奏で始まり、静かに、クラリネット・オーボエが感傷的に聞こえます。
    曲の終りにはナイチンゲールの歌声も描写しているようです。

    4.「アッピア街道の松」
     クラリネットによる古代ローマ軍の進軍の力強い旋律から始まります。徐々に盛り上がる華やかな曲です。

    「松」といえば自然ですが、4曲ともあまり、松? を感じません。

    ダニエレ・ガッディ指揮 ローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の演奏で聴いています。現代風な落ち着いた感じがして、興味深いです。各パートを、けたたましく鳴らすのではなく、他の指揮者より、いい意味での洗練さを感じます。

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