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  • from: consolationsさん

    2009年10月10日 14時43分08秒

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    マーラー カンタータ「嘆きの歌」…驚き 20歳の作品! 

    マーラーが17歳の時、「嘆きの歌」の歌詞を書きました。歌詞の内容はドイツ中世文学の影響が垣間見える内容です。
    美しい女王の愛をめぐる悲劇的な話です。

    半年後、1879年、嘆きの歌の作曲を開始します。このメルヘンチックな曲の作曲に1年近くかかります。

     そして、1881年に開催されたヴェートーベンコンクールに応募しますが、認められませんでした。審査員はブラームス、ハンスリックの保守派と、ゴルドマルクでした。
     
    ゴルドマルクは後々、後悔しています。「技術的なものを評価すべきか、未完の才能を評価すべきかと」
     
    1893年にこの曲の改訂に取り組んだ時も、「管弦楽法においてさえ変更すべき点はなし」とマーラーは自信満々で語っています。「私の作品1」と呼んだ自信作だけあり、後に続く交響曲の片りんをかもしだしています。
       
     曲を聴くと、やはり、 交響曲第1番「巨人」の前に書かれた、学生の作品かと思うほど完成度が高いです。3部構成からなり、


    第1部 森のメルヒェン(物語) 
     王女の心を得るために兄弟が、プレゼントする花を探し森に行く。弟が見つけるが兄は、弟をあやめ、花を奪い、王女に求婚する。

    第2部 吟遊詩人
    通りかかった詩人が、弟の骨で、笛を作る。笛は殺害の状況を告げる。

    第3部 婚礼の出来事
     婚礼の場で、楽人は笛を吹く、王は狂乱し、王女は倒れ、混乱のうちに城は崩れ落ちる。


     ラトル指揮、およびケント・ナガノ指揮 ハレ管弦楽団で、聴いています。
    ティルソン・トーマスやハイティンクも聴きました。
    どれも秀逸です。
    まだ聴き始めなので、個々の楽曲の感想、聴き比べ談義はまた、おいおいします。

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