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from: consolationsさん
2009年10月18日 12時24分08秒
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ラベル 管弦楽曲「ボレロ」 …名曲の 名演奏は?
もともとバレエ音楽として1923年ラベル53歳の時に作曲されました。
同じメロディを繰り返す独創性、リズムは最初から最後まで小太鼓が担当するため、コンサートでは、小太鼓奏者が、指揮者のすぐ前に位置することもあります。
音楽は2つのボレロのリズムが単純に169回繰り返されるだけです。楽器がいろいろ変わり、聴かせるという、魔法のような曲です。
魔法的に感じるのは、虹色に変化していく管弦楽の配分法、徐々に盛り上がるという、音楽運びのうまさです。
フルートソロに始まり、クラリネット、ファゴットとソロは変わっていき、いろいろな楽器の組み合わせで進行する曲です。
楽器は、テナー・サックス、ソプラノ・サックス、も使用されオーケストラの首席奏者の手腕が試されるオーケストラにとって難曲です。
有名曲だけに、所有CDをすべて聴いて書きます。
①ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団 16分06秒
「小音重視」の徐々に盛り上げていく感じなので、デジタル録音なのに少々音を拾えていない印象。最初の音々が小さく感じられます。
少し進むと、落ち着いた演奏を聴くことが出来、CDを聴く限り、ややくすんだ音。
②大友直人氏 指揮 (18'03")
ジャパン ヴォルトゥオ-ゾ・シンフォニー・オーケストラ
日本国内で活躍する名手の集まったオーケストラです。
この6枚の中では、一番ゆっくりした演奏。
音の粒が一つ一つ明確です。音楽の「間」を重視しているので、一番踊りやすいかも。
③ブーレーズ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (14'58")
演奏にまず余裕があります。各パーツの音色が美しいこと、ブーレーズの抑制をきかせた指揮ぶりに、カラヤン以降のベルリン・フィルはこういう音なのかを再確認できます。
④カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (15'46")
(‘85年録音版)
もう慣れた曲をこなしていくという感じで、何もいうことはありません。ドイツ系の指揮者、オーケストラなのにフランス系、スペイン系の色気も感じさせる さすがカラヤンという感じ。
⑤マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (14'42")
演奏は、非の打ちどころなしです。最後に、テンポを大きく崩し、楽しませてくれます。
発売当時、これが結構、賛否両論を引き起こしました。私の意見は、遊び心に満ちた1枚です。
⑥クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 (15'27")
まだ、CDを持っていない方は、これを最初にきいてみてください。本場フランスの音全開で、
一番の特徴は、一定のリズムを刻んで音楽は進んでいるはずなのに、微妙な 「ゆれ」を感じることです。これこそ、微妙な間、空間を自然体でつかんでいるからなのでしょうかね。
理解が難しいとか 言われているクラシカルミュージックの5本指に入る、みんなが知っている、あのメロディ の聴き比べでした。
他にもこの演奏のここが良かった などありましたら、教えてくださいね。
曲の確認用。
http://www.youtube.com/watch?v=SCJc76oQUbw-
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