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  • from: consolationsさん

    2009年10月22日 21時07分48秒

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    アリス=沙良・オット ショパン ワルツ集…哀愁 or 健康的?

    クラッシック音楽を録音し、CDとして配給する会社は、大小、世界中に多くありますが、「ドイツ・グラモフォン」は、その中でも名門です。

     そのレーベルからCDを出すというのは、もう既に認められている訳ですが、ピアニストで、つい最近、デビュー最初の選曲としてリストの超絶技巧練習曲を出した人が、
    アリス=沙良・オットです。
     なんて強気な人だろうと思って、気にはなっていました。

     超絶技巧練習曲は、ホルヘ・ボレットで十分満足しているので、まだ、彼女の演奏は聴いていませんが、
    第2弾が先日、でました。 なんと、「ショパンのワルツ集」です。

    ーー
     極めて完成度の高い、リパッティのスタジオ録音、魂を揺さぶられるブザンソンリサイタルで、聴き手は、耳が肥えているのは、十分、レーベルも演奏者も分かっているはずで、あえて、ワルツで、聴き手に挑んでくる、その心意気に、たいした人だと思い、購入しました。
     
    CDのライナーノーツには、「優美さの中に煌(きら)めく気品と哀しみ・・・」と題して、延々とそうした、哀しみ重視のコメントが掲載されています。

     結論からいうと、ライナーノーツは半分当たり、半分は意味深。というのも、本人のコメントだから、私の解る範疇をこえています。
    聴けばたちどころに、演奏者の意図が伝わるでしょう。


    演奏を聴く限り、彼女は、芯が強く それ以上に 優しい性格をもつ女性なのだと、強く感じます。

    (新譜を購入しても数回しか聴かずにそのままが私のケースですが、)このCDは、毎日、ずっと聴いていても、最初に聴いた思いが続き、いつも新鮮な気持ちで、聴けます。

    哀しみ…これは悲しみではなく、月を見て哀しむ。この哀しみです。

    演奏の特徴を私なりに表現すると、
     哀しみという憂いをふくみながら、それを見せずに、奏でた演奏。 演奏には気質と気品があふれ、彼女はその演奏を聴いてほしい心に満ちている。
    だから 聴き手は魅了されるのです。

    日本版には、ボーナストラックとして ノクターン嬰ハ短調 が入っています。
     ワルツ集ももちろんですが、この 嬰ハ短調には、まいりました。これは、彼女のコメントの通りです。
     彼女の今あるすべての能力を注ぎ込んだ、まさに哀しみしか感じない演奏です。
    聴いているのが、つらく、切ない。

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