早く仕事は切り上げ、まっすぐ家に帰りましたが、将来の漠然とした不安、いやそんな文学的なことでなく、明日の仕事をいかにしようか、どう優先順位をつけようかと考えていたら、目がますます、さえてきまして、こんな時間になりました。

実は２週間前、神戸のタワーレコードとＨＭＶへ行き、ふと目にとまったけど買わなかったＣＤがあり、今日、梅田のタワーレコードで買ってしまいました。

ピアノ奏者、ピーター・ゼルキンの弾くインベンションとシンフォニア　＋　4つのデュエット

これまで、ケネス・ギルバートの弾くチェンバロによる演奏は良く聴いていました。
また、グールドの演奏も聴き、特にインベンション第1番の装飾音をそのまま真似をして弾いていたら、変に嫌気というか、私自身の独創性がない・・・（だいそれたもんではありませんが）

ピーターは偉大なるルドルフ・ゼルキンの息子であることから、現代音楽へ行ったり、と人並ならぬ苦労をしてきた人です。


音楽は、けれんみなく、すごく純粋、といってもミケランジェリのように透徹とした純粋でなく、自然体のいみする純粋。

ききなれたインベンションも初めて聴く曲のようです。

同じ曲を違う演奏で聴いたら違うのは当たり前ですけど、小細工をほどこさない純粋さ、
これが、このＣＤの魅力です。

昔のように、バッハのインベンションの楽譜出して練習しようかなと思いました。