ヴェートーベンやブラームスもいいのですが、たまにはこんな曲があるということも紹介します。

私は今、クラシックギターを習っていますが、先生もクラシック音楽好きで、面白いＣＤを貸してくれました。

ヤン・ヤルヴレップ　という人が作曲した「がらくた協奏曲」です。

１９５３年生まれのヤン・ヤルヴレップは、カルフォニア大学サンディエゴ校で作曲科と２０世紀音楽の博士課程を修了、作曲家、チェロ奏者です。

作曲のきっかけは、台所の資源ごみの回収箱から、何気なく手に取った空き缶にあり、それらをドラムのバチで片っ端から叩いていき、そこから気にいった音の出る空き缶、ビンを選び、オーケストラにうまく合わせるように工夫したそうです。

作品は、急、緩、急　の伝統的な協奏曲の形式で書かれており、

第１楽章　「風の舞」では、５人のソリストが空き缶、ビン、ごみ箱をたたいています。

第２楽章　「リドー運河　午前３時」では、分量の異なる水をいれたビンに息を吹き込み中の空気を振動させています。

第３楽章　「雨の舞」では、ガラクタを打ち鳴らします。

初演は１９９６年、こんな曲もあるのですね。
曲の調べは、前衛的でなく、聴きやすい内容です。