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from: consolationsさん
2011年05月21日 05時19分46秒
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ストラヴィンスキー 春の祭典をじっくり聴く
休みの前日に限って、眠れません。
平日だと7:00でも眠たいと布団に入るのに、今朝は3:00に目が覚め、洗濯をし終え、寝床のCDプレイヤーが故障のためPCで音楽を聴いています。
28歳の若さで1910年に書いたバレエ音楽「火の鳥」で有名になったストラヴィンスキーは、続いて、「ペトルーシュカ」、そして「春の祭典」を作曲します。
「火の鳥」を作曲中に、ストラヴィンスキーの頭の中に、「選ばれて生贄になる女性が踊り狂い亡くなるという、異教徒の祭典の情景」が元になっています。
初演指揮者はモントゥーです。このモントゥの言葉を借りれば、
「ベートーベンとブラームスだけが私にとり音楽であって、この狂気じみたロシア人の曲なんて音楽と呼ぶまいと決めた、春の祭典の一音符たりとも理解できなかったと認めなければならない」
初演者でさえ、この状況で指揮したわけですから、はじめて聴く聴衆の反応は、ものすごいものでした。
1913年5月13日の初演日、シャンゼリゼ劇場で、かつてない騒動が起こります。ディアギレフ率いるロシア・バレエ団の公演で、演奏が始まるや、嘲笑、口笛、足踏みに襲われ、会場は騒然に。ファゴットが奏でる序章では、サン=サーンスが、「ファゴットはあんな使い方をするものではない」と退席。終いには憲兵隊が出動する騒ぎとなり、音楽史上最大の出来事となりました。
このような初演でありながら、「春の祭典」は、20世紀最高の音楽作品であると思います。
原始的リズム、不協和音は当時の聴衆の理解を超えていたのでしょう。
さて、私がこの曲をはじめて聞いたCDは、
①ブーレーズ指揮、クリーブランド管弦楽団
録音の良さも相まって、緻密さの中にも、まろやかさのある演奏で、今後も、この曲の演奏の指針になるでしょう。
続いて、いろいろな演奏も聴いてみました。
②シャルル・デュトワ指揮 モントオール管弦楽団
音楽の洗練さでは、右に出るもののない楽団によるこの演奏は、少々おとなしすぎの感じが否めません。もっと原始的なあらあらしさが欲しいところです。特に出だし。
ただ、第2部「いけにえ」祖先の儀式では、朗々と管楽器が前面に出て、音楽に浸れます。
おもしろい演奏、取り合わせでいえば
③バーンスタイン指揮 イスラエル・フィルハーモニー交響楽団
スケールの大きな音楽づくりが前提になっていますが、意外なほど一音一音のなり方が明確で、バーンスタインにしては、冷静に取り組んだのかなとも思います。
④ショルティ指揮 シカゴ交響楽団
奇をてらわないショルティの指揮は、作品の本質によりせまることができます。-
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コメント: 全1件
from: マジックバトンさん
2011年05月21日 06時29分01秒
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「Re:ストラヴィンスキー 春の祭典をじっくり聴く」
春の祭典はコメントの中のCDではブーレーズ、クリーブランド管弦楽団だけ持ってます。
あとはバーンスタイン、ロンドン交響楽団とドラティ、デトロイト交響楽団。
バーンスタインはファゴットのソロとか、間を感じます。
ドラティは短い旋律の受け渡しが明解で、リズムの切れが結構いいですね。
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